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NBA

「ピストンズは新たなオールスターバックコートデュオを手にした」元NBA選手も絶賛するカニングハム&アイビーはチームを再建に導けるか<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.24

「俺はケイドがチームを引っ張っただけでなく、(昨季の時点で)コート内外で成熟していたと信じている。彼は自身のショットをクリエイトしただけでなく、もの凄く効果的かつ効率的だったよ」

 昨年のドラフト1巡目全体1位でピストンズから指名されたカニングハムは、ケガで開幕に出遅れたものの、平均17.4点、5.5リバウンド、5.6アシスト、1.2スティールと、まずまずの成績を残した。

 そして今季、ピストンズは193cm・88kgのサイズを持つアイビーをカニングハムの相棒へ据えることとなる。クイックネスを駆使した切れ味鋭いドライブで相手守備陣を切り裂くアイビーと組むことで、将来有望なヤングデュオを擁するピストンズは一躍注目を浴びるかもしれない。
 
「アイビーが入ることで、彼(カニングハム)のゲームを楽にしてくれるさ。アイビーは凄いよ。練習ではショットを決め切っているし、本当に一生懸命取り組んでいる。俺はこのチームが持つポテンシャルを本当に楽しみにしている。彼らが構築するカルチャーにワクワクしているんだ」

 直近3シーズン連続で勝率3割前後へ沈むピストンズについて、今季プレーイン・トーナメント進出争いへ参戦できると予想する者は皆無に等しい。

 それでも、このチームにはカニングハムとアイビーという期待のバックコートデュオに加え、サディーク・ベイにマービン・バグレー三世、アイザイア・スチュワートと徐々に若手が揃ってきており、チームの未来は明るいと言えるだろう。

 ドゥエイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)の下、ロースターにはケリー・オリニクやアレック・バークス、ナーレンズ・ノエルというベテランも控えており、彼らがヤングコアの成長をサポートしていくことができるならば、数年後に再びプレーオフチームへ進化を遂げるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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