指揮官は続けて「ルイはしっかり努力して、スターターにふさわしい出場時間を勝ち取っている。第２クォーター終盤、そして試合後半のプレータイムも勝ち取った。だが第４クォーターは違う。先発選手だからといって、何も保障されていないんだ。私は彼のスタイルが大好きだけど、試合終盤に関しては、ベルターンスをはじめ（その日好調な）ほかのプレーヤーたちと競わなければならない」と、八村を含め試合終盤の選手起用について言及している。
  　ここ２戦を見ても、八村が２試合連続で15得点をマークしたのに対し、ベルターンスはともに20得点超えと絶好調。モリッツ・ヴァグナーも要所で効果的な働きを披露するなど、ベンチメンバーがゲーム展開を好転させた場面もいくつかあっただけに、今後ウィザーズのポジション争いはより激しくなりそうだ。

文●秋山裕之（フリーライター）