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NBA

「ゲイリーのことは皆が大好き」名将カーがペイトン二世との再会を語る。ブレイザーズ移籍は「彼が頑張ってきた証」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.12

 制限なしフリーエージェント(FA)となった今夏、ペイトン二世は大学時代を過ごしたオレゴン州を本拠地に置くポートランドのNBAチームと3年2800万ドル(約40億8800万円)の契約を結んだが、カーHCはこう話していた。

「私たちは彼がいなくて寂しいよ。でも彼のためを思うとこんなに嬉しいことはない。このリーグで長い間、苦労してきたから、この契約は十分値するさ。今夜彼のことを見られたら良かったけどね。彼がこのチームにいてくれたらとは思うが、ここはNBAであって、(ブレイザーズ移籍は)彼が頑張ってきた証なんだ。彼のことを楽しみにしているよ」

 なお、試合は131-98でウォリアーズに軍配。主力不在でも、昨季王者はチーム全体でフィールドゴール50.0%(46/92)、3ポイント40.5%(17/42)に32アシストと自慢のシュート力とボールムーブメントは健在。
 
 ジャマイケル・グリーンが20得点、8リバウンド、モーゼス・ムーディーが20得点、ジェームズ・ワイズマンが18得点、7リバウンド、ドンテ・ディヴィンチェンゾが7リバウンド、10アシスト、3スティールを残しており、ローテーション入りする選手たちも手応えありと感じさせる試合となった。

 ペイトン二世が“ウォリアーズの刺客”として古巣と対戦するのは、12月30日、来年2月8日、2月28日、4月9日の4試合。

 会場は昨季までのホーム(チェイス・センター)と大学時代を過ごしたオレゴン州にある新たなホーム(モーダ・センター)だけに、観客から温かい声援を浴びてエネルギッシュにプレーする姿を見られることを楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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