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NBA

「彼は地位や名誉など考えない」新天地でも渋い活躍を続けるタッカーを元同僚が称賛「究極のプロフェッショナル」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.22

 バックスのマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)もベテランのハードワーカーへ惜しみない賛辞を述べていた。

「彼は実に多くのことを持ち込んでくれる。競争心もそうだ。彼の持つタフネスはユニークで、すごく特別だ。ハイレベルなディフェンダーであり、毎晩タフなマッチアップを好んでやってくれる。そのことに大きなプライドを持っていて、ディフェンス時の素晴らしいコミュニケーターで、あのタフネスが重要なんだ。私はPJをとてもリスペクトしているよ」

 タッカーは昨季までのキャリア11シーズン、平均得点が2桁に達したことは皆無で、スタッツリーダーになったこともない。
 
 だがボールを持たずとも、毎試合長時間プレーできるコンディションを保持する男は、勝利のために欠かせないディフェンスやハッスルプレー、3ポイントやオフェンシブ・リバウンドなどで奮闘している。

 個人スタッツには目もくれず、チームのために献身的な役割をこなすタッカーの評価は、移籍しても変わることはないのだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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