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NBA

トラブル続きのネッツを牽引するデュラントを暫定HCが称賛「我々の中枢となって、チームを束ねてくれた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.11.06

「ゲームにフォーカスしなきゃいけなかった。ゲームプランを頭に叩き込んで、規律を持って立ち向かい、それを遂行して勝利を手に入れたということさ」

 そうオニールが語ったように、この日のネッツはディフェンスでもウィザーズを後半わずか29得点に封殺。試合全体でフィールドゴール成功率36.1%(30/83)、3ポイント成功率23.5%(8/34)に抑え込み、ウィザーズをホームゲームとしては球団史上ワーストの大敗へと陥れた。

 この試合で最も盛り上がりを見せたシーンは、第1クォーター終盤にデュラントが披露した“アンクルブレイク”だろう。トップ・オブ・ザ・キーから鋭いクロスオーバーで敵陣に切り込むと、対峙したダニエル・ギャフォードは大きく揺さぶられてコートにひざまずき転倒。デュラントはその横で悠々とプルアップジャンパーを沈め、敵地の観客たちを騒然とさせた。
 
「あれは彼が(コートの)汗で滑ったのかと思った。流れを掴むことができて良かったし、スペースを作り出せたこと、それにショットを決め切ることができて嬉しかったね」

 試合後にそう振り返ったデュラントにとって、ワシントンDCは自身の生まれ故郷。電車でアリーナへ向かい、当時ウィザーズでプレーしていたマイケル・ジョーダンを間近で見て育ったという。

 その思い出の地で魅せた見事なアンクルブレイクがチームへ勢いをもたらしたことは間違いなく、5日のシャーロット・ホーネッツ戦でも27得点をあげたデュラントの活躍により98-94で勝利。ネッツは今季初の連勝をマークした。

 今後ネッツは7日のダラス・マーベリックス戦をはじめ、6試合中5試合でアウェーゲームが待ち構えている。チーム一丸となって白星先行できるか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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