さらに1試合59得点は、3度の優勝を誇るシクサーズにおいても、ウィルト・チェンバレンが保持する68、65、62得点、アレン・アイバーソンの60得点に次ぐ、フランチャイズ史上5番目の高得点という快挙だ。
「ここでプレーした2人のレジェンドたちのことを凄くリスペクトしている。彼らと一緒に並ぶことができて本当に嬉しいね。でも俺にはまだまだやるべきことがたくさんあるんだ」
チェンバレンとアイバーソンという、シクサーズが誇る2人のスーパースターに敬意を表しつつ、エンビードはキャリアのさらに先を見据えていた。とはいえ、目の前でこの歴史的パフォーマンスを目の当たりにしたチームメイトたちからの称賛はとどまることを知らない。マティス・サイブルはこう話す。
「こんなの不合理だ。実際、友だちが試合後にテキストを送ってきて『まるで2Kのスタッツだな』って感じだった。確かに、実際のバスケットボールの試合で滅多に見られるものじゃない。2Kで誰か1人を選んで、そいつに全部やらせるようなスタッツだよね。正直言ってめちゃくちゃ笑えるくらいさ。もう信じられないよ」
就任3年目のドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も「私はこれまで大量得点する男を見てきた。だが得点とリバウンドを量産しながら、ブロックショットもたくさん決めた選手は見たことがない。強烈だったよ。ディフェンスとオフェンスの両面で、あれほどの支配的なパフォーマンスは初めてだ」と脱帽した。
そして今季からシクサーズに加入したPJ・タッカーは、エンビードのディフェンス面の働きを絶賛していた。
「ディフェンスの方が印象的だった。一晩中リムを守り抜いたんだ。俺からすれば、彼が決めたどの得点よりも大きなものだった。ディフェンス面で重要なのは、彼が今日上手くコミュニケーションを取っていたということさ」
エンビードによる連夜の超絶パフォーマンスで2連勝をマークしたシクサーズは、7勝7敗でイースタン・カンファレンス7位に浮上。ここからどれだけ勝ち星を伸ばせるか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
「ここでプレーした2人のレジェンドたちのことを凄くリスペクトしている。彼らと一緒に並ぶことができて本当に嬉しいね。でも俺にはまだまだやるべきことがたくさんあるんだ」
チェンバレンとアイバーソンという、シクサーズが誇る2人のスーパースターに敬意を表しつつ、エンビードはキャリアのさらに先を見据えていた。とはいえ、目の前でこの歴史的パフォーマンスを目の当たりにしたチームメイトたちからの称賛はとどまることを知らない。マティス・サイブルはこう話す。
「こんなの不合理だ。実際、友だちが試合後にテキストを送ってきて『まるで2Kのスタッツだな』って感じだった。確かに、実際のバスケットボールの試合で滅多に見られるものじゃない。2Kで誰か1人を選んで、そいつに全部やらせるようなスタッツだよね。正直言ってめちゃくちゃ笑えるくらいさ。もう信じられないよ」
就任3年目のドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も「私はこれまで大量得点する男を見てきた。だが得点とリバウンドを量産しながら、ブロックショットもたくさん決めた選手は見たことがない。強烈だったよ。ディフェンスとオフェンスの両面で、あれほどの支配的なパフォーマンスは初めてだ」と脱帽した。
そして今季からシクサーズに加入したPJ・タッカーは、エンビードのディフェンス面の働きを絶賛していた。
「ディフェンスの方が印象的だった。一晩中リムを守り抜いたんだ。俺からすれば、彼が決めたどの得点よりも大きなものだった。ディフェンス面で重要なのは、彼が今日上手くコミュニケーションを取っていたということさ」
エンビードによる連夜の超絶パフォーマンスで2連勝をマークしたシクサーズは、7勝7敗でイースタン・カンファレンス7位に浮上。ここからどれだけ勝ち星を伸ばせるか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!