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NBA

「僕は人の認識を変えたかった」渡邊雄太が飛躍を遂げたNBAキャリアを回想。現状は「当たり前とは思っていない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.04

 これまでのNBAキャリアを渡邊はこう振り返る。

「僕はこれまでたくさん、タフな場所にいました。過去4年間というもの、出場時間を得てプレーしていた時期を除けば、僕はベンチ入りかプレーさえもしていませんでした。最初の2年間はGリーグにいましたし、トロントにいた最初の1年間は2WAYで、次の年も部分保証の契約でした。無保証契約でやってきて、今シーズンも無保証です。

 プレーできていなくても、これが決して当たり前のことだなんて思っていません。リーグでプレーしたい人はたくさんいるので、(ロスターの)13、14番目、あるいは15番目でも、ミニッツが得られなくても関係なかったです。
 
 僕はいつもジムへ行って、自分のゲームを磨いてきました。(試合で)プレーできなければ立ち上がって、チームメイトを応援していました。もし今シーズン、自分のミニッツが減っていってもそれは変わりません。チームメイトの傍にいます。試合が終わったら、ジムへ行って自分のゲームを磨いていくだけです」

 常に努力を怠らず、毎年着実に成長を続けている28歳のレフティーは、1年でも長く世界最高峰のリーグでプレーし、多くの日本人選手に夢を与え続けてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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