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NBA

「なぜスリーを打とうとするんだ?」名手オラジュワンがエンビードに苦言。ヨキッチには「すごく効率的」と称賛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.19

 記事のなかで、オラジュワンはアフリカ出身のエンビードについて「彼は様々なムーブを持っている」と評すも、「でもそれらすべてをうまく活用してるとは言い切れないね。なぜスリーを打とうとするんだ? 彼は毎晩アドバンテージがあるんだ。私だったら、それを使い尽くすだろうね」と、もっと支配力を発揮できると、今後に向けた期待を込めて苦言。

 一方のヨキッチについてはこのように話していた。

「彼は自分のスタイルでプレーしている。真面目ではないと思うかもしれないが、ものすごく効率的だ」

「彼は強そうには見えないが、ポストでうまくポジション取りをしているように見える。そこでミスマッチになるんだと思う。それに彼は大柄な相手でも同じことをしてしまう。彼のショットやフェイクの数々は、(相手にとって)合わせることが非常に難しい。彼がフェイクしているか本当にショットを打とうとしているか、見分けがつかない。彼には数々のトリックがあるんだ!」
 
 18日を終えた時点で、ヨキッチは平均25.1点、11.0リバウンド、9.9アシスト、1.4スティールにフィールドゴール成功率62.6%で、リーグトップの13度のトリプルダブルを達成。エンビードはリーグ2位の平均33.6点に9.8リバウンド、4.2アシスト、1.7ブロックと、いずれもリーグ有数の成績を記録。

 さらにヨキッチの所属するナゲッツは32勝13敗(勝率71.1%)でウエスタン・カンファレンス1位、エンビードのシクサーズも28勝16敗(勝率63.6%)でイースタン・カンファレンス3位と好成績を残している。

 現役時代オラジュワンは、ファイナルでパトリック・ユーイング(ニューヨーク・ニックス)、シャキール・オニール(オーランド・マジック)とリーグ最高峰のビッグマンと対戦した。

 当時と現在ではセンターのプレースタイルも大きく変わったが、今季はファイナルの舞台でヨキッチとエンビードという本格派ビッグマンのマッチアップが見られるかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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