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NBA

「アグレッシブにいきました」八村塁がレイカーズ相手にチーム2位の16得点!果敢なチャレンジに覚醒の予感漂う

秋山裕之

2019.11.30

攻守でデイビス(左)に苦戦を強いられるも、貴重な経験を積んだ。(C)REUTERS/AFLO

攻守でデイビス(左)に苦戦を強いられるも、貴重な経験を積んだ。(C)REUTERS/AFLO

 そして後半開始直後。レイカーズは主力を中心に一気に試合を決めにかかる。マギーのダンク、グリーンの3ポイントで一気に点差を広げると、デイビスが3ポイントプレーを成功。仕上げとばかりにレブロンが3ポイントに加え、スティールから豪快なダンクを叩き込み、最大39点までリードを広げた。

 ウィザーズはタイムアウト後、八村がジャンパーやレイアップなど3本連続でシュートを沈めて奮戦。会場のロサンゼルスをホームに活躍するMLBエンジェルスの大谷翔平が見守る前で、持ち味の得点力を随所に見せつけた。

 しかし両チームの力の差は明らかで、その後もウィザーズがレイカーズに追いつくことはなく完敗。レイカーズは第3クォーター途中からレブロンら主力をベンチに下げ、八村も同クォーター終盤にお役御免となった。

 125-103で圧勝したレイカーズは10連勝、今季成績を17勝2敗としリーグ首位の座をがっちりとキープ。デイビスがいずれもゲームハイとなる26得点、13リバウンド、3ブロック、レブロンが23得点、11アシストをあげたほか、4選手が2桁得点を記録する圧巻のゲーム運びを見せた。
 
 一方のウィザーズは、ビールが18得点、9アシスト、ベンチメンバーのイシュ・スミスとジョーダン・マクレーがそれぞれ13得点をマークした。

 八村は26分23秒のプレータイムで16得点(フィールドゴール7/15、3ポイント0/3、フリースロー2/2)、8リバウンド、1アシスト、1スティールという成績でレイカーズとの初対決を終えた。

 試合後、八村は「チームとしても流れに全然乗れていなかった。ブラッド(ビール)もダブルチームを受けて、ディフェンスも厳しかったので、僕もしっかりやらなきゃいけないと思いアグレッシブにいきました」とコメント。

 初めてステイプルズ・センターでプレーしたことについては「すごい楽しかったですね。観客も多くて、試合前、僕も不思議な感じになって、夢みたいな感じだったことを覚えています」と振り返った。大敗のなかでもスター軍団相手に果敢にチャレンジを挑み、存在感を放った八村。この経験は今後のキャリアにおいて貴重な財産となるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
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