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NBA

デュラントがサンズ入団会見で新天地を求めた理由を告白「成長し続けるために、ここが最高の場所になると思った」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.17

 デュラントにとって、シーズン途中の移籍はキャリア初の経験だが、サンズで新たなビッグ3を形成するデビン・ブッカーとは21年夏の東京オリンピックでアメリカ代表として一緒にプレーしており、クリス・ポールとも代表チームで共闘歴があるほか、ワークアウトをともにしたこともある。

 米メディア『TNT』の番組内でシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が“ミッドレンジ・マフィア”と評したように、デュラント、ブッカー、ポールはミドルエリアのどこからでもショットを仕留めることが可能。実際、この3人は直近5シーズンで最もミッドレンジからゴールを決めている上位5人に名を連ねている。

 一昨季にファイナル進出、昨季はリーグベストの64勝18敗(勝率78.0%)を記録したサンズに対し、デュラントは「ここ数年で彼らは多くの経験を積んできた」と称賛を惜しまない。

「このチームが成長してきたことは見てとれる。モンティが就任し、ジェームズがここへ来てから、俺はこのチームのカルチャーや彼らがフロアでプレーするやり方が変わり始めたと感じている。エナジーも感じることができた。それ以来、俺はいつもフェニックスでプレーするのが大好きだったんだ」
 
 34歳のベテランとなった今もなお、デュラントは自身が成長することを求めており、サンズはその環境に適していると感じていたようだ。

「選手として成長し続けていくために、ここが最高の場所になるだろうと思った。デビンやクリス・ポール、ディアンドレ・エイトンといった選手たちとやっていくこと。俺はその一員になりたかった。だからここにいられてワクワクしているんだ」

 サンズはデュラント、ブッカー、ポール、エイトンの4選手が2024-25シーズンまで契約下にある。だが37歳のポールがいつまで一線級でプレーできるか分からないだけに、球団史上初のNBAチャンピオンを狙える期間はそう長くない。

 はたして、デュラントはサンズのラストピースになれるのか。オールスターブレイク後に迎えるスーパースコアラーの新天地デビューは必見だ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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