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NBA

レイカーズの逆転プレーオフ進出にレブロンは自信!残り23試合は「俺のキャリアで最も重要」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.20

 ゲーム差だけ見るとまだまだ挽回可能に思えるが、今年のデッドラインではフェニックス・サンズがケビン・デュラントを、ダラス・マーベリックスはカイリー・アービングを獲得するなど複数のチームが戦力増強に成功。団子状態のレースに拍車がかかる可能性が高い。そうしたなか、レイカーズは他チームよりも高い勝率を残さなければならないため、前途多難な道のりとなる。

 だが、2006年以降、2年連続でポストシーズン進出を逃した経験がない38歳の大ベテランは「プレーオフへ進出するために押し上げたい」と語る。

「2年連続で自分がポストシーズンにいない状況など見たくない。それは俺のDNAじゃない。俺たちはこうして座って(通算得点の)記録について話し合っているが、俺自身はポストシーズンへ出場すること、自分に新たなラリー・オブライエン・トロフィー(優勝トロフィー)を競い合えるチャンスを与えることの方が大事なんだ。それが俺という男であり、そこへ切り替えている」

 23日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦を皮切りに、レイカーズにはタフな戦いが待ち構えていることは間違いない。しかしレブロンは、このチームがポストシーズンへの出場権を獲得できるか、そしてその後についても自信を失ってはいない。
 
「俺は常に自信がある。自分がいるチームはどんな時でも、プレーオフへ進めばどこが相手だろうとやり合えるんだとね。それは今もまったく変わらない。今の俺たちはロースターを整えたから、レギュラーシーズンをしっかり終えることができれば、ウエスタン・カンファレンスのどこが相手だろうと競い合えるさ」

 幸い、現時点でレイカーズにケガ人はいないものの、レブロンの右手の状態は気になるところ。キャリア20年目の終盤を迎えるにつれて、大ベテランが目指すのはプレーオフ進出と“全試合出場”だ。

「残り23試合、俺はどの試合でも出場する方法を模索している。そこでこのグループへ毎晩競い合えるチャンスを与えたいし、毎晩勝つチャンス、そしてポストシーズンへ進むチャンスを与えたいんだ」

 レイカーズのプレーオフ進出を懸けたシーズン後半戦。新加入選手が多くを占めるチームが白星先行となり、ポストシーズンへと駒を進めることができるかは、レブロンのパフォーマンスにかかっている。

文●秋山裕之(フリーライター)

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