ヤニスはさらに、こう続けた。

「スポーツに失敗はない。いい日もあれば悪い日もあり、成功できる日もあればそうでない日もある。自分の出番がある日もあれば、ない日もある。それがスポーツというもので、いつも勝てるわけではないんだ。今年はほかの誰かが勝つ、シンプルなことだよ。

　1971年から2021年までの50年間、（バックスは）優勝できなかったけど、その50年間の失敗だった？　いや、そうじゃない。そのためのステップだったんだ」
  　そう話し、フラストレーションを爆発させたヤニス。しかし最後は平常心を取り戻したか、質問した記者に対し「すまない、私情を挟むつもりはなかった」と謝罪した。

　志半ばで今季を終えたヤニスとバックス。「俺たちは１度優勝することができたんだから、できればもう１回勝ちたい」とも語ったように、2021年王者の来季の逆襲に期待したい。

構成●ダンクシュート編集部

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