そんななか、リバースHCは現地時間７月13日に公開された『TMZ Sports』の記事で「この先のことは私にはわからない。今はただ人生を楽しむだけさ」と話していた。

　リバースは1999年から毎年NBAチームで指揮を執ってきた。2003－04シーズンは序盤に成績不振でオーランド・マジックを解任され、2013年夏にはセルティックスから放出、2020年９月末にはクリッパーズから解雇されたとはいえ、すぐに新たなチームが決まっていた。
  　しかし、現時点でNBA全30チームの指揮官の座は埋まっている。開幕までにどこかのACに就任することも考えられるが、現時点で“HC界のFA（フリーエージェント）”にこれといった噂は流れていない。

　もっとも、リバースがコーチ界から引退したわけではない。2022年には、各チームの現役指揮官と13名の元HCたちによる投票でNBA史上最高のコーチ15人に選ばれた実績もあるだけに、この先61歳の熱血漢がどこかのチームで指揮を執る可能性は十分ありそうだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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