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バスケW杯

W杯で惨敗したアメリカ代表。米メディアがパリ五輪へ向け、カリー、KD、エンビードらが名を連ねる“パーフェクトロスター”を考案<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.11

 なかでもデュラントは東京五輪でアメリカ代表の選手として、歴代最高の大会平均20.7点に5.3リバウンド、3.7アシスト、1.0スティール、1.2ブロックと大暴れ。MVPとオールトーナメントチーム(ベスト5)に選ばれただけに、金メダル獲得のためには不可欠な選手と言える。

 カリーは2010、14年のワールドカップで優勝しているものの、オリンピックは未経験。パリ五輪はウォリアーズのスティーブ・カーHCが今回のワールドカップに続いて続投することが決まっており、チームメイトのグリーンも出場することになれば、来年3月に36歳を迎えるベテランも首を縦に振ることが期待できる。

 フルコートを走り回って長時間プレーすることがなくとも、健康体さえ維持できれば依然としてリーグ有数の実力者。3ポイントをはじめとするシュート力は間違いなく他国にとって脅威となる。

 そのほかでは、今回のワールドカップでもアメリカの主力として活躍しているハリバートン、エドワーズ、ブリッジズが入っており、ビッグマンでは213cm・127kgのエンビード、211cm・98kgのモーブリーが候補に入った。
 
 アメリカとフランスの二重国籍をもつエンビードは、現段階でどちらの代表チームでプレーするか決まっていない。アメリカ代表でマネージングディレクターを務めるグラント・ヒル(元ピストンズほか)は、先日エンビードを勧誘したことを認めている。

 一方のモーブリーは機動力のあるビッグマンで、複数ポジションをガード可能な守備力を誇る22歳の若手。両選手がロスター入りすることになれば、ペイントエリアにおける攻防やリバウンドなど、今大会でアメリカ代表が苦戦した部分を補うことができるはずだ。

 もちろん、パリ五輪まで約1年あるため、これから先に彗星のごとく新たなスターが台頭する可能性もあれば、スター選手が予期せぬケガによって長期離脱を余儀なくされるリスクもある。

 それでも、現段階でここに挙げた12選手がアメリカ代表としてオリンピックへ出場できれば、ワールドカップ以上の戦績を残すことは十二分に可能ではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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