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NBA

「そのマインドセットが大好きでね」古巣の“ヒート・カルチャー”を語ったイグダーラ。自身の現役続行も示唆?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.22

 1本のシュートに懸ける熱量を目の当たりにしたイグダーラは、「そこには(チームのカルチャーと)何らかの相関関係があるんだと思う」と語った。

 ロビンソンは2018年にドラフト外でヒートに入団。当初は2WAY契約だったが、2年目にはリーグ3位となる3ポイント270本を成功させ(成功率44.6%)、一躍トップシューターの仲間入りを果たした。

 ただ、在籍5年目となった昨季は42試合の出場で平均6.4点、3ポイント成功63本(成功率32.8%)と、キャリア2年目以降としてはワーストの成績に沈んだ。それでも、プレーオフではタイラー・ヒーロー、ヴィクター・オラディポの負傷離脱を受けてチャンスを掴み、23試合で平均9.0点、3ポイント成功50本(成功率44.2%)を記録。見事に復活を遂げ、ファイナル進出に貢献した。
 
 抜群の結束力と、互いを信頼することで築き上げられてきた“ヒート・カルチャー”。スポールストラHCやバトラーがモチベーターとなり、チームメイトたちの自信を高めてステップアップを促すことで、これまで苦しい状況を何度も打破してきた。一見派手な補強はなかった今季も、ロビンソンのような叩き上げの選手が台頭することだろう。

 一方39歳のイグダーラには、フルシーズンを戦う力はもう残っていないかもしれない。それでも、ウォリアーズとヒートという近年のリーグで最も成功を収めた2チームでプレーした経験があり、短期決戦を勝ち上がる術を熟知しているだけに、今季中に新たな契約を結ぶ可能性もあるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)
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