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NBA

「自分の役割を受け入れすぎた」元ドラ2のターナーがNBAキャリアを回想「プレーするために必要な“なにくそ魂”を失ったんだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.09

 ターナーは自らを「セカンドユニットの男」と呼ぶ。当時オハイオ州大のヘッドコーチだったサド・マッタ(現バトラー大HC)に「自分はNBAを離れて海外へ行くべきか」と相談したこともあったという。

「自分の役割を受け入れすぎて、キャリアを短くしてしまった。結局、コーチの言うことを聞いて、自分を納得させての日々。いつの間にか、自分のキャリアを短くしてしまった。どうしろって言うんだ? ここでパスをする? まあいい、スクリーンをセットするよ。私は身長201cmの(大型)ポイントガードとしてやってきた。『あの日はシュートを4本打った。いや、その日はバスケットボールをしていない。有酸素運動をして、世界トップクラスの選手たちとレスリングをしたんだ』と言うのは間違いじゃない

 私は、プレーするために必要な“なにくそ魂”を失ったんだ。あなた(イグダーラ)はまだ自分の仕事をすることができるし、『38分間で4回シュートを打つなんてもううんざりだ』と言えるだろう。
 
 僕は14歳の時、38点を取っていたし、自分の仕事もできるだろう。でも、NBAに籍を置く400人のトッププレーヤーの1人として、毎晩1番(ポイントガード)から4番(パワーフォワード)をガードしているのに、ハーフタイムにワンプレーもできないとは言えないさ」

 大きな期待を背負いながら、消えていった大物や天才は数知れずいるが、もしターナーがNBAキャリア当初から本来のポイントガードで勝負できていたら、また違った未来があったかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部
 
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