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NBA

ピッペンからの“口撃”が止まないジョーダンをアリナスが擁護「彼がパスしなかったのはひどいチームメイトのせい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.25

 ピッペンがルーキーイヤーの1987-88シーズンには、ジョーダンは平均35.0点、平均FG試投数は24.4本(成功数13.0本/FG成功率53.5%)を記録。チャールズ・オークレーはいたが、そのほかはロリー・スパロー、サム・ヴィンセント、エルストン・ターナーといったロールプレーヤーが多数在籍していた。

「ジョーダンは試合のために準備をし、ほかの選手5~6人はドラッグをやっているような状況。それが悪いチームメイトか?6人の間抜けにパスをしないのが“悪”なのか?どっちが悪いチームメイトだと思う?ジョーダンがパスをしなかったのは、彼の労働倫理ゆえだ。コビーも同じだが、彼は悪いチームメイトだとは言われなかった。周囲が勝利のために彼を頼っていたからだ」

 アリナスはコビーを引き合いに出しつつ、ジョーダンの偉大さを説き、ピッペンも身をもってそれを体感しているはずだと主張した。
 
「1995-96シーズンのいいブルズを知らないのか?ピッペンのコメントは、彼がブルズに入る前のものだ。つまりボールを支配する悪い選手だというのは、自分で実際に体験していない、伝え聞いた内容ということ。ピッペンは自分の価値観を理解していないのか?自分が何をしてきたか、そしてジョーダンがセルフィッシュで、悪いチームメイトになってしまうのに周囲がどんな影響を生んでいたかわかっていないんだ」

 歴代トップのキャリア平均30.1点、得点王10回、リーグ優勝6回、NBA50周年記念オールタイムチームとNBA75周年記念チーム選出など、数々の功績を残したジョーダンの偉大さはピッペンが一番理解しているはずだが、はたして和解の時は訪れるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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