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NBA

カリーが“共闘したかった3人のレジェンド”を明かす「ぜひ一緒にプレーしたかった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.20

 これまでにはケビン・デュラント(フォワード/現フェニックス・サンズ)やアンドレ・イグダーラ(ウイング)といったスター選手らと共演したのだが、センターに限ると、アンドリュー・ボーガットやザザ・パチューリアは優秀なロールプレーヤーだったが、オールスターに選ばれた経歴があったのはデマーカス・カズンズ(現無所属)のみ。そのカズンズもウォリアーズ在籍時はケガに泣き、ベストな状態でカリーとプレーしたわけではなかった。

 10度の得点王に輝き、6度の優勝とファイナルMVP、5度のシーズンMVPに選ばれたジョーダンは、キャリア初期に圧倒的な身体能力でスラッシャーとして名を馳せ、中盤以降はジャンパーを磨いてミッドポストを支配。ジョーダンがミッドポストでボールを持ち、カリーがコートを駆け回るとなれば、相手チームにとって悪夢でしかない。

 それは1990年代を代表するセンターも同じだろう。213cm・116kgのオラジュワンは、サイズ離れした機動力を備え、ペイントエリアで繰り出す華麗なステップワークと巧みなボールフェイクを織り交ぜた“ドリームシェイク”でリーグトップのセンターに君臨した。
 
 一方のシャックは216cm・147kgと圧倒的な高さと驚異的なパワーがあり、クイックネスも持ち合わせていた支配的なビッグマン。他を圧倒するサイズとパワーを駆使してペイントエリアを陣取り、“シャックアタック”と恐れられた迫力満点のダンクを叩き込んでリング下を制圧してきた。

 カリーはNBA史上最高と評される3ポイントという飛び道具があるだけでなく、ボールハンドリングやパサーとしてのスキルも兼備していることから、リーグ史上最高級のセンターとの2メンゲームは恐ろしいことになるだろう。

 例えば、オラジュワンが得意の左ポストでボールを受け、カリーがオフボールムーブからボールを受け取って難なくキャッチ&シュート、あるいは自身がハンドラーとなってマークマンを代え、ポケットパスを手にしたオラジュワンが流麗なスピンムーブで相手を交わして柔らかいショットを決めるシーンが想像できる。
 
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