ローズはシカゴ・ブルズ時代に新人王、さらにはMVPにも輝いた経歴の持ち主ながら、2012年のプレーオフで重傷を負ったのを機に相次ぐヒザのケガに見舞われ、シーズン全休だけでなく長期離脱を何度も味わってきた。
そうしたケガによって爆発的な瞬発力や跳躍力を失うも、ローズは愛する家族、そしてバスケットボールのために努力を積み重ねて健康体を取り戻し、驚異的な身体能力を活かした選手から、経験とスキルを織り交ぜた技巧派へ転身。
昨季はニューヨーク・ニックスでローテーション外となり、主にメンター役をこなしていたためコートに立つ機会が少なかったものの、大学時代を過ごしたメンフィスへ移籍した今季、35歳のベテランガードはここまで10試合の出場で平均19.0分、9.7点、2.0リバウンド、3.1アシストをマークし、ローテーションの一角を担っている。
対するポールは、これまでシーズン全休に見舞われる大ケガこそなかったものの、昨季は59試合、一昨季は65試合の出場。その上プレーオフではほぼ毎年のようにケガに苦しみ、不完全燃焼に終わっていた。
ケガによって戦線離脱を余儀なくされた選手たちは、復帰に向けてフィジカルとメンタルの両面でチャレンジを求められるのだが、運動量の多いポイントガードとしてプレーするローズとポールは、その度に立ち直り、コートへ戻ってきた。
そのことを身に染みて痛感しているからこそ、ポールはローズという選手のキャリアを称賛しているということなのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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そうしたケガによって爆発的な瞬発力や跳躍力を失うも、ローズは愛する家族、そしてバスケットボールのために努力を積み重ねて健康体を取り戻し、驚異的な身体能力を活かした選手から、経験とスキルを織り交ぜた技巧派へ転身。
昨季はニューヨーク・ニックスでローテーション外となり、主にメンター役をこなしていたためコートに立つ機会が少なかったものの、大学時代を過ごしたメンフィスへ移籍した今季、35歳のベテランガードはここまで10試合の出場で平均19.0分、9.7点、2.0リバウンド、3.1アシストをマークし、ローテーションの一角を担っている。
対するポールは、これまでシーズン全休に見舞われる大ケガこそなかったものの、昨季は59試合、一昨季は65試合の出場。その上プレーオフではほぼ毎年のようにケガに苦しみ、不完全燃焼に終わっていた。
ケガによって戦線離脱を余儀なくされた選手たちは、復帰に向けてフィジカルとメンタルの両面でチャレンジを求められるのだが、運動量の多いポイントガードとしてプレーするローズとポールは、その度に立ち直り、コートへ戻ってきた。
そのことを身に染みて痛感しているからこそ、ポールはローズという選手のキャリアを称賛しているということなのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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