キャリア5年目の今季、23歳のシューティングガードは右足首の捻挫で11月上旬から1か月以上の離脱を余儀なくされるも、今月18日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で復帰。カムバック後は4戦連続で22得点以上を記録している。
今季はまだ12試合の出場ながら、平均24.0点、4.4アシスト、1.25スティールはいずれも自己最高ペース。3ポイントも成功率(42.7%)、平均成功数(3.4本)ともにキャリアハイと、好調なプレーを続けている。
ただ、ヒーローにとってウォリアーズは苦手な相手の1つ。キャリア通算の6試合で3ポイント成功率こそ37.8%を残しているものの、平均12.8点、フィールドゴール成功率37.2%にとどまっている。得点は対デンバー・ナゲッツの10.2点に次いで29チームのうち2番目に低いことから、この男の爆発がキーとなりそうだ。
また、この一戦では両指揮官の采配にも注目だ。ウォリアーズのスティーブ・カーHC、ヒートのエリック・スポールストラHCはどちらもリーグ有数の名将であるだけでなく、今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」をともに戦ったアメリカ代表のコーチでもある。
カーが指揮官を務め、スポールストラがアシスタントコーチとして臨んだ大会で、アメリカは4位に終わりメダルを逃したが、スポールストラは「(カーと)過ごした時間は楽しかった」とW杯を振り返っている。
「当然、金メダルを手にして戻ってきたかった。だがタフな競争なんだ。NBAもFIBAもタフだから、成長の助けになると思う。スティーブと過ごした時間は本当に楽しかった。彼のことは本当に素晴らしいと思っているし、コーチとしてリスペクトしている。それに彼の人間性も大好きなんだ」
カリーとヒーローの点の取り合い、両コーチの采配の妙など、見所の多い一戦になりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
今季はまだ12試合の出場ながら、平均24.0点、4.4アシスト、1.25スティールはいずれも自己最高ペース。3ポイントも成功率(42.7%)、平均成功数(3.4本)ともにキャリアハイと、好調なプレーを続けている。
ただ、ヒーローにとってウォリアーズは苦手な相手の1つ。キャリア通算の6試合で3ポイント成功率こそ37.8%を残しているものの、平均12.8点、フィールドゴール成功率37.2%にとどまっている。得点は対デンバー・ナゲッツの10.2点に次いで29チームのうち2番目に低いことから、この男の爆発がキーとなりそうだ。
また、この一戦では両指揮官の采配にも注目だ。ウォリアーズのスティーブ・カーHC、ヒートのエリック・スポールストラHCはどちらもリーグ有数の名将であるだけでなく、今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」をともに戦ったアメリカ代表のコーチでもある。
カーが指揮官を務め、スポールストラがアシスタントコーチとして臨んだ大会で、アメリカは4位に終わりメダルを逃したが、スポールストラは「(カーと)過ごした時間は楽しかった」とW杯を振り返っている。
「当然、金メダルを手にして戻ってきたかった。だがタフな競争なんだ。NBAもFIBAもタフだから、成長の助けになると思う。スティーブと過ごした時間は本当に楽しかった。彼のことは本当に素晴らしいと思っているし、コーチとしてリスペクトしている。それに彼の人間性も大好きなんだ」
カリーとヒーローの点の取り合い、両コーチの采配の妙など、見所の多い一戦になりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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