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NBA

出場停止処分が解除されたグリーンは、低迷するウォリアーズの救世主となれるか?カーHC「“バランス”がすべてのカギ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.12

 ウォリアーズのカーHCはグリーンの実戦復帰には慎重な姿勢を貫く。グリーンの個性を尊重しながらも、改善が必要な点に関して次のように言及している。

「ドレイモンドを偉大にしているのは、勇猛果敢な姿勢とエモーショナルさだ。彼が突然、ステフ・カリーや(冷静で寡黙な元サンアントニオ・スパーズの殿堂入り選手)ティム・ダンカンのように振る舞うことを期待しているわけではない。自分らしくいてほしいと思っている。

 我々にはまだドレイモンドの強気な態度や感情が必要だが、自分が間違っていると理解した時、重大なミスを犯した時、チームを危険にさらしてしまった時には謙虚さも必要だ。“バランス”がすべてのカギであり、ドレイモンドはそれを知っている」
 
 グリーンは出場停止処分が明けてから初の公の場でのメディア対応となった1月9日、「俺はバスケットボールが大好きだ。競うことが大好きなんだ。ふざけたところを取り除くことはできる。2回目、3回目、4回目のチャンスをもらえることは多くない。でも、俺には自分の成長を示すチャンスがある」と語った。

 ウォリアーズは現在、17勝20敗でウエスト12位とプレーオフ圏外に低迷。10日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に105-141で大敗を喫した後には、カリーが「みんなで会話の場も持っているが、逆の方向に向かっている。何と言ったらいいかわからない。僕らはこの雰囲気には慣れていない……。すべてが最悪だ」と嘆きの声を上げている。

 今後は12日にシカゴ・ブルズ、13日にミルウォーキー・バックス、15日にメンフィス・グリズリーズ、17日にユタ・ジャズとアウェー4連戦が続くウォリアーズ。ブルズ戦はコンディションの問題からグリーンは欠場すると報じられているが、復帰が待たれる33歳のベテランに求められることは多くなりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

ホームで屈辱的な大敗を喫したウォリアーズ。カリーも不満を隠せず「こんな雰囲気になることなんてなかった。最悪さ」<DUNKSHOOT>
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