ただ、“史上最高”を意味するGOAT論でこの男の名が挙がることは滅多にない。GOAT論で頻繁に名前が出るのは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)を2トップに、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズ/現ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)やカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)、コビー・ブライアント(元レイカーズ)といったレジェンドたち。
21日に地元メディア『Arizona Republic』へ公開されたインタビューで、デュラントは自身がGOAT論に挙がらない理由を「俺がウォリアーズへ行ったからだ」と分析。
「なんで俺があそこにいるべきじゃないんだ?それは俺に対してするべき質問だ。なぜ俺がいないのか?とね。俺が成し遂げていないことなんてあるか?」
デュラントはサンダー時代の2012年にラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とのビッグ3でファイナルへ進出。当時チームではデュラントがトップスコアラーを務めていた。
だがサンダーでの優勝は叶わず、2016年夏にウォリアーズへ移籍すると、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという生え抜きトリオと“ビッグ4”を形成。カリー、トンプソン、デュラントは歴代最高級のシュート力を持つスコアリングトリオとしてリーグを席巻し、前述のように2度の優勝とファイナルMVPを手に入れた。
ただ、ウォリアーズはサンダーとは違ってカリーを中心としたチームであり、ファイナルMVPを獲得したとはいえ、“サンダーで優勝してほしかった”と願うファンが数多くいたことも事実。
その後デュラントはブルックリン・ネッツでカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)、ハーデンとビッグ3を形成するもファイナルには進むことができず、昨年2月にサンズへ移籍した。
サンズには生え抜きエースのブッカーがおり、今季からビールも加入して新たなビッグ3が誕生。デュラントは彼らより実績は上だが、サンズは“ブッカーのチーム”というのが一般的な印象だろう。
ただそれでも、今季もデュラントは驚異的なスコアラーとして一線級で活躍を続けている。今後サンズを史上初のリーグ制覇へ導く殊勲者となるのであれば、GOAT論へ加わる可能性は十分あるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】”天才スコアラー”ケビン・デュラントの厳選ショット!
21日に地元メディア『Arizona Republic』へ公開されたインタビューで、デュラントは自身がGOAT論に挙がらない理由を「俺がウォリアーズへ行ったからだ」と分析。
「なんで俺があそこにいるべきじゃないんだ?それは俺に対してするべき質問だ。なぜ俺がいないのか?とね。俺が成し遂げていないことなんてあるか?」
デュラントはサンダー時代の2012年にラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とのビッグ3でファイナルへ進出。当時チームではデュラントがトップスコアラーを務めていた。
だがサンダーでの優勝は叶わず、2016年夏にウォリアーズへ移籍すると、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという生え抜きトリオと“ビッグ4”を形成。カリー、トンプソン、デュラントは歴代最高級のシュート力を持つスコアリングトリオとしてリーグを席巻し、前述のように2度の優勝とファイナルMVPを手に入れた。
ただ、ウォリアーズはサンダーとは違ってカリーを中心としたチームであり、ファイナルMVPを獲得したとはいえ、“サンダーで優勝してほしかった”と願うファンが数多くいたことも事実。
その後デュラントはブルックリン・ネッツでカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)、ハーデンとビッグ3を形成するもファイナルには進むことができず、昨年2月にサンズへ移籍した。
サンズには生え抜きエースのブッカーがおり、今季からビールも加入して新たなビッグ3が誕生。デュラントは彼らより実績は上だが、サンズは“ブッカーのチーム”というのが一般的な印象だろう。
ただそれでも、今季もデュラントは驚異的なスコアラーとして一線級で活躍を続けている。今後サンズを史上初のリーグ制覇へ導く殊勲者となるのであれば、GOAT論へ加わる可能性は十分あるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】”天才スコアラー”ケビン・デュラントの厳選ショット!
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