16歳で入団したレアル・マドリード(スペイン)時代から脚光を浴び、“神童”と評されてきたドンチッチは、2018年のNBA入り後も新人王を皮切りに、2年目から昨季まで4年連続でオールNBA1stチーム入りと、すでにリーグを代表する選手となっている。
今季も1月26日のアトランタ・ホークス戦で歴代4位タイの73得点に10リバウンド、7アシスト、翌27日のサクラメント・キングス戦でも28得点、10リバウンド、17アシストのトリプルダブル、29日のオーランド・マジック戦では45得点、9リバウンド、15アシストと好スタッツを連発。平均得点とアシストは自己ベストの数字だ。
キャリア平均28.35点は歴代3位、プレーオフではジョーダンに次いで歴代2位の平均32.54点と、磨き抜かれたスキルとシュート力、天性のパスセンスと広い視野を駆使して“ルカ・マジック”と呼ばれる超絶プレーを披露し続けている。
「この若者は24歳なんだ。これから先、すべての記録を塗り替えていくさ。そして彼は勝者であり、究極のゴールはチャンピオンシップを勝ち獲ることにある。いずれそこへ辿り着くだろう。しかも1回だけではない。キャリアを終えるまでに、複数回の優勝を手にしているだろう」(キッド)
ドンチッチという最高の武器を擁し、キッドは自身2度目、HCでは初のリーグ制覇を目指す。
文●秋山裕之(フリーライター)
ドンチッチが73得点パフォーマンスを振り返り「これまででトップ」。キッドHCも「彼こそがゲームプラン」と絶賛<DUNKSHOOT>
アービングがドンチッチとの関係性について言及「僕たちは最高の相手と戦うのが大好き」<DUNKSHOOT>
両親が、恩師が、元同僚が語るルカ・ドンチッチ――スロベニアの“ワンダーボーイ”立志伝<DUNKSHOOT>
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