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NBA

エンビードの左ヒザ手術を受け、アメリカ代表カーHCが胸中を吐露「復活を願うが、そうでなければ代える必要がある」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.08

 過去2シーズン連続で得点王に輝いているエンビードは、今季もリーグトップに相当する平均35.3点に11.3リバウンド、5.7アシスト、1.15スティール、1.76ブロックをマークしている。フィールドゴール成功率53.3%、3ポイント成功率36.6%、フリースロー成功率88.3%とシュート力も申し分ない。

 本人としても、昨年10月に「ここ数年、自分の決断はすべて家族がベースになってきた。息子はここアメリカで生まれた。俺はホームカントリー(カメルーン)が大好きだ。でも(アメリカ代表で)オリンピックでプレーしたかった」と話していたことから、五輪出場が目標のひとつであることに変わりはないはず。
 
 4週間後の再検査のため、約1か月後の3月中に戦列復帰できる望みもあるが、経過次第ではさらに離脱期間が長引く可能性も否定できない。

 ただそれでも、カーHCはアメリカ代表でエンビードがプレーすることを望んでいるようだ。

「我々はこの夏に彼が健康体になってプレーできることを祈っている。彼は素晴らしい選手で、我々は彼がこのプログラムの一員になることを本当に楽しみにしている」

 はたして、エンビードは手術後のリハビリによって健康体を取り戻し、再びリーグ最高級のビッグマンとして舞い戻ることができるのか。この男の復活は、今季の覇権争いだけでなく、オリンピックの行方も左右することになるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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