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NBA

「彼が違いを生み出していた」八村塁の大活躍に敵将も脱帽!36得点の大暴れを見せた日本の至宝は「チームのXファクターになりたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.16

 とはいえ、この日最も注目を浴びたのは間違いなく八村だろう。昨季途中にワシントン・ウィザーズから加入した26歳のフォワードは、ここまで42試合の出場で平均12.0点、3.7リバウンド、1.1アシストを記録。ジャズ戦での活躍により、フィールドゴール成功率51.5%、3ポイント成功率は40.0%(平均1.2本成功)の大台に乗せた。

 ダービン・ハムHCは、在籍2年目で最高のパフォーマンスを見せた八村を次のように評している。

「我々が素晴らしいチームとなるためにも、ルイの成長を必要としている。彼はメインの1人であり、チームの得点源の選手たちがプレーする傍で今夜のようなプレーをしてくれると、我々は倒すことが極めて難しいチームになる」
 
 直近7戦で6勝1敗のレイカーズは、ウエスタン・カンファレンス9位の30勝26敗(勝率53.6%)でオールスターブレイクを迎えた。今季はラッセル、リーブス、レブロン、デイビスに八村を加えた5人で先発を形成した5試合で負けなし。八村は3戦連続で15得点以上をあげており、2月は平均15.0点、4.7リバウンド、1.3アシストにフィールドゴール成功率58.3%、3ポイント成功率42.9%と好調だ。

「僕はチームのXファクターになりたい。ベンチだろうと先発だろうと関係なく、オフェンスとディフェンス、すべてにおいて。とにかくアグレッシブになって、自分のサイズを生かし、勝利するためなら、なんだろうとやるだけです」

 勝負の終盤戦に向けてそう意気込む八村。チームには平均2桁得点を計算できるガード陣(ラッセルとリーブス)がいるとはいえ、レブロンとデイビスの2本柱を補完し、負担を軽減できる存在は少ないだけに、26歳の日本の至宝がチームの成功のカギを握っていると言っていいだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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