だがジョーダン・プール(現ワシントン・ウィザーズ)の成長、そして復帰したカリーもいきなり存在感を示し、1回戦でナゲッツを4勝1敗、カンファレンス・セミファイナルはメンフィス・グリズリーズを4勝2敗、カンファレンス・ファイナルではダラス・マーベリックスを4勝1敗で破ってファイナルへ進出。
頂上決戦ではジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンらを擁するボストン・セルティックス相手に3試合を終えて1勝2敗と負け越していたが、第4戦から3連勝を飾って6戦(4勝2敗)でシリーズを制し、球団史上7度目の優勝を飾った。
ファイナルMVPに初選出されたカリーは、シリーズ平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.0スティールと圧巻のパフォーマンス。「ステフが新たなレベルへ達したんだ。『僕はGOAT(史上最高の選手)のひとりなんだ』って感じでね。で、俺たちを牽引してくれた。タフな戦いだったよ」とグリーンは当時を回想した。
もっとも、そのグリーンはシリーズ平均36.2分、6.2点、8.0リバウンド、6.2アシスト、1.7スティールこそ残すも、3試合で6ファウルを犯し退場。フィールドゴール成功率33.3%、3ポイント成功率12.5%とシュートタッチにも苦しんだ。
それでも、第4戦で9リバウンド、8アシスト、4スティール、第6戦では12得点、12リバウンド、8アシスト、2スティール、2ブロックとマルチに活躍。
「俺たちは下馬評で優勢ではなかった。誰もが俺たちのことを小さすぎと評し、ボストンは大きくてアスレティックだったから、俺たちに勝ち目はないと見られていた。それでも俺たちはやってのけたのさ」(グリーン)
2015、17、18年は絶対的な本命と目されていたなかでの優勝だった。だからこそ、決して前評判が高くなかった2022年のリーグ制覇が、グリーンの心に深く刻まれているのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
頂上決戦ではジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンらを擁するボストン・セルティックス相手に3試合を終えて1勝2敗と負け越していたが、第4戦から3連勝を飾って6戦(4勝2敗)でシリーズを制し、球団史上7度目の優勝を飾った。
ファイナルMVPに初選出されたカリーは、シリーズ平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.0スティールと圧巻のパフォーマンス。「ステフが新たなレベルへ達したんだ。『僕はGOAT(史上最高の選手)のひとりなんだ』って感じでね。で、俺たちを牽引してくれた。タフな戦いだったよ」とグリーンは当時を回想した。
もっとも、そのグリーンはシリーズ平均36.2分、6.2点、8.0リバウンド、6.2アシスト、1.7スティールこそ残すも、3試合で6ファウルを犯し退場。フィールドゴール成功率33.3%、3ポイント成功率12.5%とシュートタッチにも苦しんだ。
それでも、第4戦で9リバウンド、8アシスト、4スティール、第6戦では12得点、12リバウンド、8アシスト、2スティール、2ブロックとマルチに活躍。
「俺たちは下馬評で優勢ではなかった。誰もが俺たちのことを小さすぎと評し、ボストンは大きくてアスレティックだったから、俺たちに勝ち目はないと見られていた。それでも俺たちはやってのけたのさ」(グリーン)
2015、17、18年は絶対的な本命と目されていたなかでの優勝だった。だからこそ、決して前評判が高くなかった2022年のリーグ制覇が、グリーンの心に深く刻まれているのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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