前の試合でクリーブランド・キャバリアーズに大逆転負けを喫し、連勝が11で止まっていたセルティックスは、昨年11月8日以来、今季2度目の2連敗。
ただ、48勝14敗(勝率77.4%)は依然リーグベストで、ウエスト首位のミネソタ・ティンバーウルブズ(44勝19敗/勝率69.8%)に4.5ゲーム差をつけていることから、主力の長期離脱でもない限り、ファイナルまでのホームコート・アドバンテージを手にしてプレーオフを迎えることが濃厚だ。
この試合前、『TNT』のチャールズ・バークレー(元サンズほか)は「もし、今年彼らがチャンピオンシップを勝ち獲れなければ、完全にギャグになってしまうだろうな。あのチームにはすべてが揃っている」とセルティックスを高評価していた。
キャスターのアーニー・ジョンソンがベンチ陣の層の薄さを指摘するも、バークレーは意に介さず、こう返答した。
「おいおい、いいかい。あのチームにはテイタムにブラウン、ドリュー・ホリデーがいる。プレーオフに入ればローテーション(の人数)は縮小するんだから、ベンチ陣はそれほど重要じゃない。
彼らにはすべてが揃っている。多分ブラウンとテイタムはリーグでベスト10に入る選手だろう。それにホリデーという素晴らしいリーダーがいる。あとはおそらくベストなシックスマンがいる。スターターでもあるけどな。ポルジンギスだ。しかも、俺はここまでデリック・ホワイトを入れていない。
ポルジンギスはNBAのチームで3番手以降としては、多分ベストな男だ。ホワイトについても同様だろう。だからもし、セルティックスが勝てなかったら俺はショックを受けるだろうな」
バークレーの言葉通り、テイタム、ブラウン、ポルジンギス、ホリデー、ホワイトの5人で形成されるセルティックスの先発陣は強力そのもの。加えて、このナゲッツ戦ではベンチからアル・ホーフォード、ゼイビア・ティルマン、ペイトン・プリチャード、サム・ハウザーの4人が出場していた。おそらくプレーオフでも、この9人がローテーションに入ることになるだろう。
攻守兼備でタレントも豊富なセルティックスは、ここまでの戦績を見る限りイーストのトップシードを手にする可能性が高い。ただし、4月20日に幕を開けるプレーオフを勝ち抜くためには、ファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナル、カンファレンス・ファイナルを突破し、さらにウエストを制したチームとのNBAファイナルでも先に4勝をあげなければならない。
はたして、東の名門は下馬評通りにプレーオフを勝ち上がり、球団史上18度目の王座獲得を成し遂げることができるのか。今回の惜敗から学び、さらに強固なチームへ進化するのか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
ただ、48勝14敗(勝率77.4%)は依然リーグベストで、ウエスト首位のミネソタ・ティンバーウルブズ(44勝19敗/勝率69.8%)に4.5ゲーム差をつけていることから、主力の長期離脱でもない限り、ファイナルまでのホームコート・アドバンテージを手にしてプレーオフを迎えることが濃厚だ。
この試合前、『TNT』のチャールズ・バークレー(元サンズほか)は「もし、今年彼らがチャンピオンシップを勝ち獲れなければ、完全にギャグになってしまうだろうな。あのチームにはすべてが揃っている」とセルティックスを高評価していた。
キャスターのアーニー・ジョンソンがベンチ陣の層の薄さを指摘するも、バークレーは意に介さず、こう返答した。
「おいおい、いいかい。あのチームにはテイタムにブラウン、ドリュー・ホリデーがいる。プレーオフに入ればローテーション(の人数)は縮小するんだから、ベンチ陣はそれほど重要じゃない。
彼らにはすべてが揃っている。多分ブラウンとテイタムはリーグでベスト10に入る選手だろう。それにホリデーという素晴らしいリーダーがいる。あとはおそらくベストなシックスマンがいる。スターターでもあるけどな。ポルジンギスだ。しかも、俺はここまでデリック・ホワイトを入れていない。
ポルジンギスはNBAのチームで3番手以降としては、多分ベストな男だ。ホワイトについても同様だろう。だからもし、セルティックスが勝てなかったら俺はショックを受けるだろうな」
バークレーの言葉通り、テイタム、ブラウン、ポルジンギス、ホリデー、ホワイトの5人で形成されるセルティックスの先発陣は強力そのもの。加えて、このナゲッツ戦ではベンチからアル・ホーフォード、ゼイビア・ティルマン、ペイトン・プリチャード、サム・ハウザーの4人が出場していた。おそらくプレーオフでも、この9人がローテーションに入ることになるだろう。
攻守兼備でタレントも豊富なセルティックスは、ここまでの戦績を見る限りイーストのトップシードを手にする可能性が高い。ただし、4月20日に幕を開けるプレーオフを勝ち抜くためには、ファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナル、カンファレンス・ファイナルを突破し、さらにウエストを制したチームとのNBAファイナルでも先に4勝をあげなければならない。
はたして、東の名門は下馬評通りにプレーオフを勝ち上がり、球団史上18度目の王座獲得を成し遂げることができるのか。今回の惜敗から学び、さらに強固なチームへ進化するのか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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