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NBA

「あのサイズで誰も見たことがないことをしている」リラードがウェンバンヤマを称賛「一番驚いたのは、彼の持つ競争心だ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.17

 33歳とベテランとなり、これまで多くの選手たちを見てきたリラードは、フェニックス・サンズのケビン・デュラントを引き合いに出し、20歳の大物ルーキーをこう評していた。

「俺たちはずっと、デュラントが6フィート11インチ(211㎝)で難なくこなしていることに強烈な印象を抱いてきたと思う。それが今じゃ7フィート5インチ(226㎝/登録は224㎝)で同じことができてしまう。まったくクレイジーなことさ。ウェンビーはスペシャルだと思う。俺が一番驚いたのは、彼の持つ競争心だね。あれが近いうち、彼をリーグのベストプレーヤーにさせると思わせてくれるんだ」
 
 240㎝と驚異のウイングスパンを持つウェンバンヤマには、リラードが指摘したように、ガードやペリメーターでプレーするウイングのような高いスキルが備わっている。

 持ち前の高さやリーチの長さを駆使してダンクやブロックを決める一方、ステップバックやヘジテーション、シャムゴッドなど高度なハンドリングスキルも持ち合わせ、相手だけでなく味方さえも驚かせるようなプレーを見せている。

 名将グレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)の下、スパーズにはウェンバンヤマだけでなく、ジェレミー・ソーハンやデビン・ヴァッセル、ケルドン・ジョンソンなど優秀な若手が揃っている。5度の優勝を誇る古豪が、再びリーグを支配する日はそう遠くないかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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