レブロンは強靭なフィジカルを駆使したドライブを軸にジャンパーや3ポイントを決める傍ら、チームメイトの動きを見逃さず、矢のように鋭いパスを繰り出してイージーショットを生み出すことでき、一方のカリーはクイックリリースかつ正確な3ポイントで相手ディフェンスを崩壊させるだけでなく、オフ・ザ・ボールの動きにも定評がある。
マイヤーズが指摘したように、レブロンとカリーがNBAで同じチームに所属してフルシーズンを戦うことになれば、大きな話題になることはもちろん、莫大な利益をもたらすだろう。
なお、今年2月の移籍期限前には、両チームのフロントオフィスの間で、レブロンのウォリアーズへのトレードという誰もが驚くような話し合いが行われていたとの報道があった。
今月上旬に公開されたカーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)のポッドキャスト番組『7 PM in Brooklyn』に、グリーンがゲストとして出演した際、このトレード案をこう評していた。
「そうなったらヤバいが、実現することはない。そのことで何度か話し合いがあったのはクールだった。だって、誰もが推測さえできないようなことがあの会話で起こるかもしれなかったんだからね」
もしレブロンとカリーがチームメイトになった場合、全世界に衝撃を与えるビッグニュースになるのは間違いない。レジェンドで例えるならコビー・ブライアント(元レイカーズ)とティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とマジック・ジョンソン(元レイカーズ)、ウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)とビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)が同じ球団でプレーするようなケースだけに、「たられば」の話ながら“あってはならないこと”と見る人もいるだろう。
それだけに、キャリア終盤の段階とはいえ、レブロンとカリーが同じNBAチームでプレーすることは考えにくい。ただ、今夏のパリ五輪では共闘する可能性は高いだけに、その時を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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今月上旬に公開されたカーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)のポッドキャスト番組『7 PM in Brooklyn』に、グリーンがゲストとして出演した際、このトレード案をこう評していた。
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それだけに、キャリア終盤の段階とはいえ、レブロンとカリーが同じNBAチームでプレーすることは考えにくい。ただ、今夏のパリ五輪では共闘する可能性は高いだけに、その時を楽しみに待ちたいところだ。
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