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NBA

新天地ホーネッツで躍動する“オールドルーキー”ミチッチをデュラントが称賛「頭が切れるし、チャンスを活かす術を知っている」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2024.03.20

 3月15日のフェニックス・サンズ戦では、ゲーム最多タイの21得点を奪取。試合後にケビン・デュラントはミチッチについて次のように語った。

「彼はスキルがあるプレーヤーだ。それにガードのプレーをよく理解している。頭が切れるし、チャンスを活かす術を知っている。彼の活躍を嬉しく思うよ」

 アメリカ代表歴が長く、世界のバスケシーンをよく知るデュラントらしい言葉だ。試合中には、ゴール下にペネトレイトしたミチッチが、ガードに入ったデュラントを吹き飛ばす場面もあった。
 
 長年サンズでエースを務め、アメリカ代表経験もあるデビン・ブッカーも彼を称賛している。

「ミチッチは素晴らしいプレーをしたが、僕らには予想がついていた。スカウティングレポートでも、彼は最も警戒していた選手の1人だったからね。それでも良いプレーを繰り出されたよ」

 もしサンダーに在籍していれば、ルーキーイヤーからプレーオフにも出場できたが、ミチッチは下位チームでも多くの出場機会を得て、自分らしいプレーができる現在の環境を歓迎しているはずだ。

「大事なのはベストなポジションでベストなオプションを見つけること」と本人が語るように、周囲を動かすクレバーなプレーメークに加え、クラッチタイムにはしびれるようなビッグショットを決めて、何度となく欧州のファンを沸かせてきたミチッチ。

 欧州屈指の名ガードは、世界最高峰のNBAの舞台でさらなる飛躍を狙う。

文●小川由紀子

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