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NBA

“減量効果”で健康体を保つザイオンがキャリア初のプレーオフへ意気込み「俺はとにかく勝ちたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.25

 そのため、2年ぶりのプレーオフ返り咲きへ向けて順調なシーズンを送るペリカンズにとって、ザイオンがこのシーズン終盤を迎えても健康体を保てていることは大きい。

 公称198cm・129kgという屈強な肉体を持ちながら、常にコンディショニング面が問題視されていたザイオンは、昨年12月にインシーズン・トーナメントが行なわれてから、25ポンド(約11.3kg)かそれ以上を減量していたと米スポーツ専門局『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者が先日報道していた。

 その減量効果もあってか、今季は60試合の出場で平均30.9分、22.6点、5.9リバウンド、5.0アシスト、フィールドゴール成功率58.6%を記録。あと1試合プレーすれば、キャリア2年目の2020-21シーズンに並ぶ自己最多の出場試合数(61)へ達する。
 
 4位のロサンゼルス・クリッパーズ(44勝26敗/勝率62.9%)とのゲーム差は0.5のため、あとひとつ順位を上げれば、ペリカンズはプレーオフのファーストラウンドでホームコート・アドバンテージを獲得することが可能だ。

 そのなかでザイオンは「(4位の座を)獲得できたら最高だろうね。この街、チームにとっても素晴らしいこと。でも俺たちは手持ちのカードで戦っていかないといけない。順位表のどこで自分たちが終えるかに関係なく、俺らは自分たちの力を最大限に出し切っていく」と意気込んでいた。

 ペリカンズとしては、レギュラーシーズン残り11試合のうち、今季20勝13敗と勝ち越しているホームで7試合戦えるだけに、ここで白星を増やしてウエスト4位以内を目指したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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