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NBA

「アレンは人情家で、約束を守る男であり、最高のチームメイトだった」元同僚のオリーが語るアイバーソンの“真の才能”<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.04.19

 アイバーソンと言えば、キャリア通算914試合に出場して1試合の平均プレータイムは41.1分。2000-01シーズンから3年連続で平均出場時間はリーグトップを記録し、一度もベンチに下がらず48分間コートに立ち続けることもあった。一方でたびたび練習をサボり、当時の指揮官だったラリー・ブラウンと衝突もしたが、それはあくまで練習で、試合で手を抜くことは決してなかった。オリーも「彼には試合を欠場する概念はない」と振り返る。

「毎試合コートに立ち、自分の能力を最大限に発揮して戦った。ラリー・ブラウンから『アイツにプレーさせるな』と言われたものさ(笑)。アレンはよく私を見て、『ラリー・ブラウンに交代させられた』と嘆いていた。彼は1分1秒でも長くプレーしたかったんだ。『俺は2分プレーするから、君はすぐに試合に戻る。だから、あまり怒らないでくれ』なんて会話をしていた。彼と一緒にプレーするのが大好きだった」
 
 今年3月、“キング”ことレブロン・ジェームズは元NBA選手のJJ・レディックとの共同ポッドキャスト番組『Mind the Game』でアイバーソンとステフィン・カリーを「ゲームを観始めてから最も影響を与えた人物」に挙げたが、オリーも同意見のようだ。

「アレンはゲームを変えた。プレーも、ファッションも、ありのままを貫いた。タトゥー、コーンロウ、それらはAI(アイバーソン)の代名詞だ。ヘッドバンドも、アームスリーブも、すべて彼がコートに立った時の戦う男としての証だった。

 165ポンド(約75kg)のアレンが、(身長216cm・体重147kgの)シャキール・オニール相手にレイアップを決めたのを覚えている。アレンがバスケットボールのコート上で成し遂げたことは素晴らしかった。最も偉大なドリブラーの1人としてずっと語り継がれるだろうが、私が会った中で最も偉大な人物の1人でもある」

 かつて一緒にプレーしたオリーから見ても、アイバーソンは選手としても、人間としても偉大な存在だったようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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