MVPの投票結果で、ヨキッチは79の1位票(10ポイント換算)を含む926ポイントを獲得。1位票15を含む640ポイントで2位に入ったシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)に大差をつけた。
もっとも、『TNT』でコメンテーターを務めるシャキール・オニール(元レイカーズほか)は、「おめでとう、ジョーカー(ヨキッチの愛称)。君はリーグベストのビッグマンだ」とヨキッチを称えつつ、MVPにはギルジャス・アレキサンダーが “ふさわしかった”と持論を展開している。
「どっちのチームが第1シードで、いい成績を残しているんだ? 俺はシェイがふさわしかったと感じている。俺も何度も2位になってきた。この結果が彼を傷つけることになるのはわかっている。彼にはこの結果をモチベーションにし、チャンピオンシップを勝ち獲ってもらいたい」
今季のウエストはレギュラーシーズン最終日まで首位争いが繰り広げられ、ギルジャス・アレキサンダー率いるサンダーが1位の57勝25敗(勝率69.5%)。ヨキッチ擁するナゲッツが同勝率ながらタイブレークの末に2位、ミネソタ・ティンバーウルブズが56勝26敗(勝率68.3%)で3位となった。
そのサンダーでギルジャス・アレキサンダーは75試合に出場し、リーグ3位の平均30.1点、5.5リバウンド、6.2アシスト、同2位の2.00スティールにFG成功率53.5%を記録。歴代最年少のロスター平均23.4歳の若いチームをトップシードへと導いた。
なお、シーズンで平均30.0点、5.0リバウンド、5.0アシスト、2.00スティール、FG成功率50%以上をマークした選手は、過去マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ時代に5回)と2015-16シーズンのステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、今季のギルジャス・アレキサンダーの3人のみ。そのうちMVPに選ばれなかったのは、89、90年のジョーダンに続く2人目となった。
これらの記録からも、今季のMVP投票は競り合うことも予想されたが、1位票はヨキッチ(79)がギルジャス・アレキサンダー(15)を圧倒する結果になったことで、シャックのように意外だと思った人も少なくないだろう。
現在開催中のカンファレンス・セミファイナルで、ナゲッツはウルブズ、サンダーはダラス・マーベリックスと対戦しており、もし両チームが勝ち上がれば、カンファレンス・ファイナルがMVPの投票結果トップ2の対戦となる。白熱のプレーオフから引き続き目が離せない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【NBA】ヨキッチが2023-24シーズンのMVPを受賞!3回以上の受賞は史上9人目、海外勢では歴代最多に<DUNKSHOOT>
もっとも、『TNT』でコメンテーターを務めるシャキール・オニール(元レイカーズほか)は、「おめでとう、ジョーカー(ヨキッチの愛称)。君はリーグベストのビッグマンだ」とヨキッチを称えつつ、MVPにはギルジャス・アレキサンダーが “ふさわしかった”と持論を展開している。
「どっちのチームが第1シードで、いい成績を残しているんだ? 俺はシェイがふさわしかったと感じている。俺も何度も2位になってきた。この結果が彼を傷つけることになるのはわかっている。彼にはこの結果をモチベーションにし、チャンピオンシップを勝ち獲ってもらいたい」
今季のウエストはレギュラーシーズン最終日まで首位争いが繰り広げられ、ギルジャス・アレキサンダー率いるサンダーが1位の57勝25敗(勝率69.5%)。ヨキッチ擁するナゲッツが同勝率ながらタイブレークの末に2位、ミネソタ・ティンバーウルブズが56勝26敗(勝率68.3%)で3位となった。
そのサンダーでギルジャス・アレキサンダーは75試合に出場し、リーグ3位の平均30.1点、5.5リバウンド、6.2アシスト、同2位の2.00スティールにFG成功率53.5%を記録。歴代最年少のロスター平均23.4歳の若いチームをトップシードへと導いた。
なお、シーズンで平均30.0点、5.0リバウンド、5.0アシスト、2.00スティール、FG成功率50%以上をマークした選手は、過去マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ時代に5回)と2015-16シーズンのステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、今季のギルジャス・アレキサンダーの3人のみ。そのうちMVPに選ばれなかったのは、89、90年のジョーダンに続く2人目となった。
これらの記録からも、今季のMVP投票は競り合うことも予想されたが、1位票はヨキッチ(79)がギルジャス・アレキサンダー(15)を圧倒する結果になったことで、シャックのように意外だと思った人も少なくないだろう。
現在開催中のカンファレンス・セミファイナルで、ナゲッツはウルブズ、サンダーはダラス・マーベリックスと対戦しており、もし両チームが勝ち上がれば、カンファレンス・ファイナルがMVPの投票結果トップ2の対戦となる。白熱のプレーオフから引き続き目が離せない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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