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NBA

セルティックス指揮官がポルジンギスのファイナル初戦出場の可能性について言及「着々と良くなっているよ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.30

 レギュラーシーズンでチーム3位の平均20.1点に同2位の7.2リバウンド、チーム最多の1.95ブロックを残した元オールスターは、プレーオフ4試合で平均12.3点、5.0リバウンド、1.50ブロックを記録。フィールドゴール(FG)成功率こそ38.9%と低調だったものの、3ポイント成功率40.0%(8/20)、フリースロー成功率92.9%(13/14)と持ち前のシュート力を発揮していた。

 最後に出場した4月29日から丸1か月が経過しているため、試合勘を取り戻す必要はあるものの、最終決戦では主力の一角として活躍が期待される。

 今季のセルティックスはオフェンシブ・レーティングでNBA歴代最高値の122.2を誇り、プレーオフでも119.6と、ペイサーズ(120.0)に次ぐリーグ2位の高水準をキープ。2メンゲームのフィニッシャー役やポストプレー、ディープスリーなど得点バリエーションが豊富で、プレーメーキングもこなせるポルジンギスが復帰すれば、さらなる攻撃力アップは間違いない。
 
 ファイナルで対戦するのはウエスタン・カンファレンスの頂点を争うダラス・マーベリックスとミネソタ・ティンバーウルブズの勝者。ここまでマブズが3勝1敗と王手をかけているが、セルティックスは今季、マブズに2戦全勝、ウルブズとは1勝1敗でいずれも延長までもつれている。

 ポルジンギスは古巣マブズ相手に1試合プレーして24得点(FG8/14、3ポイント4/8)、6リバウンド。ウルブズとも1試合戦って20得点(FG5/14、3ポイント2/6)、5リバウンドをマークしている。

 現状の戦力でも悠々とイーストを勝ち抜けたセルティックス。しかし、テイタム、ブラウン、ホリデー、ホワイト、ホーフォードの超強力な5人にポルジンギスが加わって初めて、彼らは完全体のチームとなる。この男が初戦からコートに立てるかは、覇権奪回を目指す上で大きなカギになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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