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NBA

ウエストブルックがトレードを経てナゲッツ移籍へ!大黒柱ヨキッチが望んだ末の“トリプルダブルデュオ”誕生か<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.07.19

 米メディア『DNVR Sports』でナゲッツの番記者を務めるハリソン・ウインドが今月1日、「私が耳にしたのは、ニコラ・ヨキッチがウエストブルックを獲得するようにデンバーへプッシュしていたということ。彼(ヨキッチ)は一緒にプレーしたがっている。彼がそう望むのは今回が初めてじゃない」と話していたこともあり、ヨキッチにとっては念願の共闘が実現することとなる。

 ナゲッツは今夏、先発シューティングガードのケンテイビアス・コールドウェル・ポープがオーランド・マジックへ移籍。さらに控えガードのレジー・ジャクソンをサラリー削減のためシャーロット・ホーネッツへ放出していて、バックコートの選手層が薄くなっていただけに、ウエストブルック加入は戦力面でプラスになるだろう。

 2017年MVPのウエストブルックと、直近4年間で3度のMVPに輝いたヨキッチがどんな連係を見せるのかは興味深い。また、ウエストブルックはレギュラーシーズン通算トリプルダブル数でNBA歴代最多の199回、ヨキッチが現役2位(歴代4位)の130回を残していることも見逃せない。
 
 今年4月4日のクリッパーズ戦でヨキッチが36得点、17リバウンド、10アシストをマークした試合後、トリプルダブルを連発するビッグマンについて聞かれたウエストブルックは、自分とは異なるタイプだということを前提に、次のように評していた。

「ニコラはとんでもない選手だ。だが彼は俺ではないし、俺だって彼とは違う。彼はMVPを勝ち獲った。守るのが難しいし、優秀なパサーで、正しくプレーする方法を熟知していて、ハードに競い合う」

 35歳となった今のウエストブルックに対し、ナゲッツが平均トリプルダブルを求めることはさすがにないだろう。ただ、エネルギッシュなプレーでチームを活性化させることはできるはず。新シーズンではヨキッチの鮮やかなパスからウエストブルックが強烈なダンクでリムを揺らし、雄叫びを上げるシーンが見られるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)
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