シャックは自身がホストを務めるポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』で、「『もし』と考えることは嫌いだが、俺の中で一番の疑問は『シャック＆ペニーは何回勝てていたのか』ということだ。ほかのどんな疑問よりも、俺を燃え上がらせる唯一のものがそれだ」と語った。

「今考えると、俺たちはなぜ別々の道を進んだのか。エゴさ。プロとしてのジェラシーを感じた。もう俺のチームじゃないと言われた時は少し傷ついたよ。俺のチームではなく、今は彼（ペニー）のチームだと言われたから、ほかのチームがどんなオファーをしてくるか見てみよう、となったんだ」

　シャックはペニーに対し、「ちゃんと謝っておきたい。おそらく、言うべきではないことも言ったと思う。もし、俺が君を誤解させるようなことを言ったとしたら…申し訳ない」と、謝罪の意も伝えている。
  「口論は一度もしたことがない。争ったこともない。彼は俺へのパスをミスしたことがない。俺は彼のパスを無駄にしないようにした。俺が（マジックを）去った時、世間は俺と彼の問題にしようとした。原因はエゴだったんだ。それに気づくのに何年もかかった」

　ペニーも過去にシャックについて、「彼は一緒にプレーした選手の中でベストの存在だった。僕を最も高いレベルまで押し上げてくれた。毎晩、僕が持っているもの以上のものを引き出してくれた。口論になったことがないのは、誰とプレーしているかを理解していたからだし、義務よりもチャンスのことを常に考えていたからだ」と、リスペクトを持って接していたことを明かしている。

　もしあのまま２人がマジックでプレーしていたら――。そんな思いを馳せるファンもきっと多いはずだ。

構成●ダンクシュート編集部

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