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パリ五輪

【パリ五輪】 欧州メディアが五輪で“期待を上回る活躍を見せた選手10人”をピックアップ!日本からは河村とホーキンソンが選出<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2024.08.21

 カナダからはRJ・バレット(平均19.8点、3.8リバウンド、3.5アシスト)が選出。昨年のW杯での経験をフルに活かして、ギルジャス・アレキサンダーとともにフロアリーダーとなった彼の活躍も目覚ましかった。

 初戦でプエルトリコを下し(90-79)オリンピック初勝利を収めた南スーダン代表では、平均16.7点、3.3リバウンド、2.7アシストのヌニ・オモットと、72.7%とフリースロー並みの確率で3ポイントを決めたブル・クオル(平均13.0点、3.3リバウンド、2.3アシスト)。オモットは昨年のW杯でも平均14.4点をあげるなど存在感を発揮していたが、クオルは国際トーナメント初出場ながら堂々のプレーを披露した。

 ギリシャはヤニスに次ぐ得点源となったヴァシリス・トリオポーロス(平均10.8点、2.3リバウンド)、チームUSAでは、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)をして「アメリカ代表の陰のMVP」と言わしめたデビン・ブッカー(平均11.7点、2.7リバウンド、3.3アシスト)の名前が挙げられた。
 
 惜しくもメダル獲得は逃したが、4位のドイツ代表からはトーナメントごとの成長ぶりが目覚ましいフォワード、イザック・ボンガ(平均9.2点、3.7リバウンド)。銅メダルのセルビア代表からは、相手の司令塔を封じる守備力と、絶好のタイミングで射抜けるシュート力で魅せたアレクサ・アブラモビッチ(平均10.5点、2.5リバウンド、3.2アシスト)がメンバー入り。

 日本と南スーダンはグループリーグで敗退し、順位も11位と9位に終わったが、12か国が参加したこの大会で、この両国から2人ずつ選ばれているのは興味深い。

 フランスとの激闘は、海外メディアに強烈なインパクトを与えた。結果とはまた別のところで、こうした成果が、アカツキジャパンの国際舞台での実績を一つひとつ作っていくのだ。

文●小川由紀子

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