番組内でリラードは75周年記念チームに自身が選出されたことを次のように語った。

「これはオールスター投票でも人気投票でもない。それぞれの選手たちがこれまでに成し遂げてきたことが大事なんだ。だからこそ、俺にとって非常に大きな意味がある。KD（デュラント）やステフ、ブロン、ラス（ラッセル・ウエストブルック）たちみたいに、このリーグで実績を残してきた選手たちがいる。

　だがクリス・ポールを最後に、俺よりも多くの点を取ってきたヤツはいない。それに俺はベテラン揃いのチーム、再建中のチームでプレーオフに出場してきた。しかも８年連続だ。だから俺は彼ら（リーグ）は正しい決断をしたと思う」
  　リラ―ドはブレイザーズ時代の2014年から2021年に８年連続でプレーオフを経験し、2019年にはカンファレンス・ファイナルに進出している。

　優勝経験こそないものの、レギュラーシーズン通算２万1151得点は７位のポールに次ぐ現役８位（歴代41位）にランク。現役屈指のスター選手の１人であることは間違いないだけに、今季加入２年目を迎えるバックスで是非とも悲願の王座獲得を果たしてほしい限りだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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