『USAトゥデイ』のロベルト・マービー記者はブラウンの主張を受けて、「ジェームズはどの時代でも偉大な選手だろうが、1990年代にプレーしていたら彼のスタッツは少し落ちていただろう。当時のゲームはよりフィジカルだったうえに、スローペースだった。どのチームもゆっくりとボールを運んでいたため、ジェームズから多くのイージーバスケットのチャンスを奪っていたはずだ」と綴っている。

　もっとも、ブラウンはウィザーズの共同オーナーだった神様マイケル・ジョーダン（元シカゴ・ブルズほか）の意向で2001年のドラフト全体１位指名されるも、全く期待に応えられず、ドラフト１位指名選手の中でもワーストクラスの失敗例と揶揄されてきた選手。
  　それだけに、『スポーツイラストレイテッド』のジョン・ロビンソン記者も「ブラウンのこの言葉は的確ではないし、NBAのドラフトで失敗だった選手として最も有名なブラウンが、ジェームズが出場した試合を実際に見ているのかという疑問が浮かぶ」と、ブラウンの意見には疑問を呈していた。

構成●ダンクシュート編集部

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