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NBA

NBA20年目に挑むポールは悩める名門をどう変える?引退後のコーチ転身にも言及「妻とそのことについて話したよ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.10.18

 キャリア終盤にいる大ベテランは、現地時間10月17日に地元メディア『San Antonio Express-News』へ公開された記事の中で、引退後のコーチ転身について展望を語っている。

「今日、妻とそのことについて話したよ。これまで僕は一度もコーチしたいとは言ってこなかった。でも今は考えるようになった。まだわからないけど、その答えを見出そうとしているところなんだ。

 妻や友人たちはいつも、僕には豊富な知識とゲームへの愛情があるから、コーチになれると言ってくれる。けど僕は父親であることも考えてしまうんだ。(現役を引退したら)子どもたちとの暮らしがものすごく恋しくなる。だから、今の段階ではわからないね」
 
 NBAチームの指揮官、あるいはアシスタントコーチになれば、試合だけでなくその前後の準備と反省、分析などで選手時代と変わらず多くの時間を犠牲にすることになる。

 ただ、ポールは未来の名将として期待されているのも事実。昨季はスティーブ・カーHC、ロサンゼルス・クリッパーズ時代にはドック・リバースHC(現ミルウォーキー・バックスHC)、ロケッツ時代にはマイク・ダントーニHCといった名将の下でプレーした経験もある。

 さらに今季は、スパーズの5度の優勝すべてを指揮し、レギュラーシーズン通算1388勝(821敗/勝率62.8%)でNBA歴代1位に立つグレッグ・ポポビッチHCと過ごすことになる。引退後のプランを考えるうえでも貴重なシーズンになりそうだ。

 ポールが先発PGを務めるスパーズは、17日のロケッツ戦でプレシーズンが終了。24日(日本時間25日)のダラス・マーベリックス戦でレギュラーシーズンが幕を開ける。

文●秋山裕之(フリーライター)
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