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NBA

「もうダンクしようとは思っていない」。グリズリーズのモラントが超人的ダンクの“封印”を示唆「2点は2点。それでいいのさ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.12.06

 モラントが繰り出すプレーは世界中のバスケットボールファンのみならず、今季チームに加入した河村勇輝をはじめ、現役の選手たちをも虜にするほどの魅力がある。

 豪快なダンクが封印されることはファンからすれば残念そのもので、このマブズ戦のようにブーイングを浴びることもあるだろうが、本人は意に介しておらず、自身のコンディションを第一に考えている。

「俺は問題ない。ブーイングを続ければいいさ。2点取ったんだ。ダンクでね。それが彼らの見たかったダンクではなかったというだけさ。今の俺がフォーカスしているのは、このチームでできることをやって、100%(の健康体)を取り戻せるように努力していくことだ」
 
 グリズリーズは6日にホームでサクラメント・キングスを115-110で破り、15勝8敗でウエスト2位タイにつけている。今後モラントが万全の状態で出場を続ければ、戦績はさらに上向くはずだ。

 それにたとえダンクの数が減ったとしても、緩急自在なドリブルや360度回転のレイアップ、華麗なパスなど、モラントのファンを魅了するプレーが失われるわけではない。

 ケガの影響でプレー機会が制限され、悔しい思いを重ねてきた25歳の司令塔は、“チーム・ファースト”の姿勢でグリズリーズを勝利に導く存在に生まれ変わろうとしている。

文●秋山裕之(フリーライター)

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