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NBA

“シカゴのスター”ローズを称える式典が開催。「僕らにとってのチャンピオン」という盟友ノアの言葉に涙する場面も<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.06

 そして「これから先、もう誰もこのチームで背番号1を身にまとうことはない。PJ(ローズの息子)がブルズに入団しない限りはね」と言われると、今度は思わず笑みをこぼした。

 ブルズでプレーしてきた選手たちのうち、永久欠番になっているのはジェリー・スローン(4番)、ボブ・ラブ(10番)、マイケル・ジョーダン(23番)、スコッティ・ピッペン(33番)のみ。ローズはレジェンドたちと並んでフランチャイズ史上5人目の永久欠番となった。
 
 ブルズの選手でシーズンMVPに選ばれたのはジョーダン(5度)と、今もなおシカゴで愛され続けているロ―ズのみ。ジョーダン引退後、ブルズで最も輝きを放った男は、通算8001得点で球団史上11位、2516アシストは同5位、フィールドゴール成功3102本は同9位、フリースロー成功1447本が同13位、平均19.7点は同10位、6.2アシストも同6位と、複数部門で上位にランクしているのだから、永久欠番入りは誰もが納得するはずだ。

 シカゴ市は2025年1月4日を正式に“デリック・ローズ・デー”にすることをすでに発表している。そして来季には、再びローズの“永久欠番セレモニー”でシカゴが大いに沸くことになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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