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NBA

「2人が上手くいかない世界などない」レブロン&ドンチッチの成功をペイサーズHCは確信「銅像が立つレベルの選手」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.10

 キャリア平均27.0点、7.0リバウンド、7.0アシストをクリアしているのはNBA史上わずか2人しかおらず、その両選手がレイカーズで共演するのだから、話題に上がるのも当然だろう。

 これまでドンチッチはダラス・マーベリックスでカイリー・アービング、スペンサー・ディンウィディー、ジェイレン・ブランソン(現ニューヨーク・ニックス)らとプレー。

 一方のレブロンもクリーブランド・キャバリアーズでアービング、マイアミ・ヒートでドゥエイン・ウェイド、レイカーズではラッセル・ウエストブルック(現デンバー・ナゲッツ)やディアンジェロ・ラッセル(現ブルックリン・ネッツ)、ラジョン・ロンドといったガードたちとコートで共演してきた。

 ドンチッチとレブロンはお互いに得点・リバウンド・プレーメーキングの3拍子揃った選手で、ボールを保持する傾向にあることは間違いない。それでも、マーベリックス時代にドンチッチを指導してきたリック・カーライルHC(ヘッドコーチ/現ペイサーズHC)は、2人のコンビをこう評していた。
 
「私は、あの2人が上手くいかない世界などないと見ている。我々は、いずれ銅像が建てられるほどの名選手たちについて話している。だからこそ、あの2人への期待値を推測するのが難しいんだ。

 なかでも私はルカの近くにいた分、彼にプレッシャーがかかることになると認識している。(ただ、)彼にはとてつもないほどのカリスマ性、能力、スキルが備わっている。彼はゲームへ臨むにあたって、どう試合が展開されていくかを決めることができる。レブロンも同じようにやってしまうんだ」

 センター不足のレイカーズが、ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)やヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、カール・アンソニー・タウンズ(ニックス)といったリーグ有数のビッグマンとの試合に不安を抱えるのは間違いない。それでも、リーグ有数のプレーメーカーであるドンチッチとレブロンが同じコートに立つことで、レイカーズのオフェンスはNBAでも屈指の華やかさを発揮し、リーグ全体における新たな脅威になる可能性を秘めているのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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