2015年のNBAファイナル。ウォリアーズはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)率いるクリーブランド・キャバリアーズ相手に1勝2敗と先行を許すも、第4戦から先発起用されたイグダーラが原動力となり、そこから3連勝を飾って優勝。シリーズ平均16.3点、5.8リバウンド、4.0アシストにフィールドゴール成功率52.1%、3ポイント成功率40.0%を残したイグダーラがファイナルMVPに輝いた。
その後ウォリアーズはケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)の加入もあって2017、18年に連覇。2022年にはカリー、トンプソン、グリーンのビッグ3にアンドリュー・ウィギンズ(現マイアミ・ヒート)が主軸へ成長して再び王座に就いた。
「最初のタイトルを勝ち獲った時、私たちはそれがまぐれではないんだと、再び証明する必要があった。そこから2度目の優勝を飾ると、『よし。私たちは誰も届かないところまで行くため、また優勝しなければいけない』と感じていた」
ウォリアーズが複数回のリーグ制覇を成し遂げた過程をそう振り返ったイグダーラは、当時のメンバーは「決して満足することがない、偉大なアスリート特有の性格」を持ち合わせていたと言い、「それが個々のDNAに刻まれ、組織として育まれた」と語った。
球団史上7人目の永久欠番となったイグダーラ。これから先、カリーやトンプソン、グリーンが引退すれば、彼らもその仲間入りを果たすことは間違いない。ただ、2010年以降のNBAで最も多くの優勝を収めた王朝において、彼の犠牲と献身は不可欠な要素だったこともまた紛れもない事実だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
その後ウォリアーズはケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)の加入もあって2017、18年に連覇。2022年にはカリー、トンプソン、グリーンのビッグ3にアンドリュー・ウィギンズ(現マイアミ・ヒート)が主軸へ成長して再び王座に就いた。
「最初のタイトルを勝ち獲った時、私たちはそれがまぐれではないんだと、再び証明する必要があった。そこから2度目の優勝を飾ると、『よし。私たちは誰も届かないところまで行くため、また優勝しなければいけない』と感じていた」
ウォリアーズが複数回のリーグ制覇を成し遂げた過程をそう振り返ったイグダーラは、当時のメンバーは「決して満足することがない、偉大なアスリート特有の性格」を持ち合わせていたと言い、「それが個々のDNAに刻まれ、組織として育まれた」と語った。
球団史上7人目の永久欠番となったイグダーラ。これから先、カリーやトンプソン、グリーンが引退すれば、彼らもその仲間入りを果たすことは間違いない。ただ、2010年以降のNBAで最も多くの優勝を収めた王朝において、彼の犠牲と献身は不可欠な要素だったこともまた紛れもない事実だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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