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NBA

フォックスのウェンバンヤマ評は「頭が良く努力家。一緒にいて楽しい」。一方で「大変だろうと思う」こととは?<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.03.10

「もちろん、シュートをもっと上手く決められるようにしていきたいと思っている。個人的には、良いディフェンスができてオープンショットを決められれば、リーグのどのチームでも活躍できると感じている。だから、そこをもっと磨いていきたいと思っている」

 フォックスは、ルーキーのステフォン・キャッスル、そして来季は復帰するであろうウェンバンヤマら、若手選手の伸びしろに大いに期待していると語り「自分はキャリアを終えるまでの間、一貫してコート上の誰とでもプレーできるような選手になりたい」と抱負を述べた。

 こうした会見の席でも、他者を思いやる気持ちにあふれた人柄を垣間見せることの多いフォックスは、ウェンバンヤマについて尋ねられた時も「地に足がついている。頭が良くて努力家だ。一緒にいてとても楽しいよ」と印象を語ったあと、自虐的ジョークを交えつつ境遇を思いやった。
 
「自分たちが街に出て普通にできることも、(高身長で目立つルックスのために)できないこともあるんだろうなと思うと、大変だろうと思う。自分なんかはフーディーを着ちゃえばまったく問題ないんだけどね(笑)」

 オールスターガードがまったく気付かれることなく外出できるというのも驚きだが、ともあれ昨季のスティール王は、スパーズでのデビュー戦で24得点に13アシストのビッグゲームを披露し、上々のスタートを切った。

 ジョンソンHCの言葉通り、フォックスは長期的な再建中にあるスパーズの貴重なピースになることだろう。

文●小川由紀子

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