専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

好守でカリーをシャットアウトしたロケッツのトンプソンを同僚シェングンが称賛「一日中笑わず、すごく集中していた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.07

 この試合でステフィン・カリーへの刺客として送り込まれたトンプソンは、4月の3試合で平均41.7点、6.3アシスト、フィールドゴール成功率51.3%、3ポイント成功率50.0%(平均7.7本成功)、フリースロー成功率96.0%とモンスタースタッツを残していたスーパースターを、フィールドゴール成功率10.0%(1/10)、3ポイント成功率12.5%(1/8)のわずか3得点に8アシスト、4ターンオーバーとシャットアウト。

 ウォリアーズ戦のトンプソンを、シェングンはこう語る。

「アメンは一日中笑うことはなかったね。彼はものすごく集中していた。話しかけられなかったくらいさ。この2試合、彼は世界でもベストな選手たちを封じ込めている。このリーグのベストプレーヤーたちをね。まだ2年目なのにすごいことだよ。最優秀守備選手賞(DPOY)に名乗りを上げているのさ」
 
 22歳のトンプソンは201cm・91kgのウイングプレーヤー。その恵まれたサイズと身体能力、球際の強さを存分に発揮し、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)とジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)をそれぞれフィールドゴール成功率33.3%(6/18)、クリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェルを同18.2%(2/11)、ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)を同20.0%(2/10)と、各球団のエースたちをスローダウンさせている。

 ロケッツが誇る“ディフェンシブ・ストッパー”は、レギュラーシーズン残り3試合とプレーオフでも相手チームの得点源にとって脅威となるに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号