「ハードワークの結晶さ。もちろん、彼は驚異的な選手で、その凄さはこれまでの経歴が物語っている。彼とのマッチアップは難しくて、いろんなことをこなしてしまうし、他の選手たちを絡めて、ゲームにいろんな影響をもたらすんだ」

　カルーソはヨキッチを称えつつ、あくまで“チーム全体”で守り抜いたと語っていた。

「僕からすれば、競い合うだけなんだ。自分の持っているエナジーとこれまでに積み重ねてきた努力を持ち込んでしぶとく守って、彼の仕事を難しくさせる。あとはこのチームのみんながヘルプしたり、押し寄せて最高の仕事をしてくれたことにある」
  　2016年以来、初のカンファレンス・ファイナル進出を飾ったサンダーが、NBAファイナルへの出場権をかけて激突するのはミネソタ・ティンバーウルブズ。今年のプレーオフでも平均26.5点、8.0リバウンド、5.9アシスト、1.5スティールを残すオールスターガードのアンソニー・エドワーズをスローダウンするべく、サンダーはルージェンツ・ドートやケイソン・ウォーレス、そしてカルーソを送り込んでいくことだろう。

　両チームによるカンファレンス決勝は20日にスタート。2008－09シーズンにシアトル・スーパーソニックスからサンダーへと球団名を変更したチームが、初のNBAチャンピオンへ輝くことができるのか必見だ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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