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NBA

「彼なら君にとって素晴らしい存在になる」。カーHCがバトラー獲得後に交わしたスポールストラHCとの会話を明かす<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.23

 バトラーはウォリアーズ加入後の30試合で平均17.9点、5.5リバウンド、5.9アシスト、1.67スティールにフィールドゴール成功率47.6%、フリースロー成功率87.0%を記録。

 ペイントエリアへ積極果敢にアタックしてゴールを奪うだけでなく、オフェンスが停滞している場面でファウルを獲得してフリースローで得点を重ねるなど、ウォリアーズのもうひとつの柱となってチームを牽引した。

 11試合に出場したプレーオフでも、35歳のベテランフォワードは平均19.2点、6.6リバウンド、5.2アシスト、1.27スティールをマーク。カリーがウルブズとのシリーズ第2戦以降離脱したこともあり、4連敗で敗退したとはいえ、来季はバトラーがトレーニングキャンプからいることで、今季以上の結果も期待できるパフォーマンスを披露した。

 新天地で抜群のフィットを見せたバトラーを、指揮官は球団4度の優勝に貢献したアンドレ・イグダーラに重ね合わせていた。
 
「彼はバスケットボールにおける知性の面だけでなく、世界的な視点を持ち、成熟している。アンドレを彷彿させるんだ。ジミーのことを理解できて本当に楽しかったよ。それに、彼が我々のチームとロッカールームへ与えたインパクトは見事だった」

 ウォリアーズでは今夏、ゲイリー・ペイトン二世とケボン・ルーニーが完全FA(フリーエージェント)になるほか、ジョナサン・クミンガが制限付きFA、トレイス・ジャクソン・デイビスやクインテン・ポストといった若手の来季契約がチームオプションとなる。

 なかでも有望株であるクミンガの動向が注目されるが、チームのコアメンバーはカリー、バトラー、グリーンのベテラン陣であって、彼らを補佐するバディ・ヒールドやブランディン・ポジェムスキー、モーゼス・ムーディーも契約下にいる。ロスターに大幅な入れ替えをせずに、来季を迎えることができそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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