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NBA

八村塁が約7週間ぶりの復帰!26分間で11得点、8リバウンドの活躍もウォリアーズに惜敗

秋山裕之

2020.02.04

 第4クォーターも八村はスタートから出場。ディフェンシブ・リバウンドを着実に奪うも、レイアップをミスするなど得点を伸ばすことはできなかった。

 八村の復帰戦を勝利で飾りたかったウィザーズだったが、ウォリアーズのディフェンスを切り崩すことができず、117-125で敗れて連勝が2でストップした。

 ウォリアーズはベンチスタートのアレック・バークスが5本の3ポイント成功を含む30得点、ロビンソン三世が22得点、6リバウンド、7アシスト、デイミオン・リーが19得点、6アシスト、エリック・パスカルが14得点、10リバウンド、マーキーズ・クリスが13得点、5リバウンド、2ブロック、グリーンが12得点、10リバウンド、7アシスト。

 序盤から3ポイントが好調で、ウォリアーズは試合全体で50.0%(15/30)という高確率を記録。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン不在の中、31アシストというチームバスケでウィザーズのディフェンスを攻略した。

 一方のウィザーズは、ビールが7試合連続34得点以上となる43得点、6アシスト。3ポイントを71.4%(5/7)で沈めたダービス・ベルターンスが19得点、4リバウンド、5アシスト。トーマス・ブライアントが11得点、7リバウンド、3アシスト、2ブロック。八村とともに復帰したモリッツ・ヴァグナーが8得点をマーク。
 
 約7週間ぶりの復帰となった八村は、25分52秒プレーして11得点、8リバウンド。出場時間帯における得失点差は-4だったものの、フィールドゴール62.5%(5/8)、フリースロー50.0%(1/2)と、まずまずの数字と言っていいだろう。

 試合前、八村について、ブルックスHCは「戻ってきてくれて嬉しい。引き続き、チームの成長に貢献してほしいね。本調子になるには少し時間がかかるかもしれない。コンディションが上がるまでに2、3試合かかるかもしれない。試合に出場しながら、少しずつコンディションを上げていってほしいね」と長い目で見ていた。

 また、この日マッチアップしたグリーンは、リーグ屈指のディフェンダーではあるものの、八村に対してはペイントエリアを除くとある程度の距離を置き、コート全体を見渡しながらディフェンスしていた。チームディフェンスの要として、グリーンはピック&ロールでは厳しいチェックでビールへのパスコースを防ぎ、ペイントエリアに入ってきたウィザーズの選手へスイッチしてカバーするなど、八村に対して真っ向勝負をしていたわけではなかった。

 それだけに、復帰初戦を終えた八村には、7日のダラス・マーベリックス戦に向けて休養を取りつつ、チームメイトとの合わせを確認し、よりアグレッシブなプレーを取り戻してほしいところだ。

文●秋山裕之

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