専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「彼らを称えるしかない」ビールがウォリアーズを称賛。プレーオフ進出に向け、ウィザーズは必勝の戦いが続く

秋山裕之

2020.02.05

八村は故障明けのため無理は禁物。ベストコンディションを取り戻すことが先決だ。(C)Getty Images

八村は故障明けのため無理は禁物。ベストコンディションを取り戻すことが先決だ。(C)Getty Images

 2月はオールスターブレイクがあるため、11試合と比較的スケジュールに余裕がある。ウィザーズとしてはプレーオフ出場争いへ参戦するべく、何としてでも勝ち越しておきたいところだ。

 ウィザーズは2月に入って1勝1敗の戦績をマーク。残りの9戦中6戦がホームゲームと日程には恵まれているが、タフな対戦相手が待ち構えている。

 7日に戦うダラス・マーベリックス、そして9日のメンフィス・グリズリーズは、激戦区のウエストで勝率5割以上を記録。ウエストは順位争いが熾烈を極めており、1試合の結果が大きく影響するほどの団子レースが展開されているため、“格下のウィザーズ戦は取りこぼせない”と必勝を掲げて向かってくるだろう。

 24日に激突するミルウォーキー・バックス、28日に敵地でぶつかるユタ・ジャズはリーグ上位の強豪チーム。前回の対戦でバックスはヤニス・アデトクンボ、ジャズはドノバン・ミッチェルとマイク・コンリーが不在のなかでウィザーズを下していることから、大物食いできる可能性は低いと言わざるを得ない。

 また、11日と23日に対決するシカゴ・ブルズ、そして26日のブルックリン・ネッツは、どちらもウィザーズとプレーオフ争いを繰り広げているイースタン・カンファレンスのライバル球団。勝率が並んだ場合は直接対決の戦績でシーズン順位が決まるだけに、絶対に落とせないゲームが続くと言っていい。
 
 ウィザーズが2月を勝ち越すためには、オフェンスではビールを中心に、アイザイア・トーマスや八村、ベルターンス、ブライアントといった攻撃の主軸のハイパフォーマンスが不可欠。また課題のディフェンス面では、ゲイリー・ペイトン二世やマヒンミ、トロイ・ブラウンJr.、ジョナサン・ウィリアムズら守備に秀でた選手たちが、相手チームのスコアラーに楽に仕事をさせないような働きを見せる必要がある。

 約2か月間の戦線離脱から復帰したばかりの八村とヴァグナーに無理をさせるのは禁物だが、ともにチームの主戦力なだけに求められる役割は大きいはず。なるべく早い段階でベストコンディションを取り戻し、コート上で暴れ回ってほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号